握手は必ず右手
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気をお前に貸す。」
「・・・・・!」
「俺ほどの量は扱えずとも、戦力強化には十分な量、おまえに渡せる。」
「でも、俺はそれを触ったら力を失って・・・・。」
「そりゃあ、そうだ。まぁ、面倒くさい説明はすっとばすと、要は聖気は俺の意思でコントロールできる。お前に貸して、お前が自由に操れるよう、お前の魂を浄化しないように操ることも出来る。」
「でも、逆にそれは、俺を浄化することもできるわけだ。」
「否定はしない。でも、今はこれしかねぇ。俺の光でアイツの氷が溶かせるのは見ただろ。」
「だとしても、俺はおまえを信じられねぇ。」
「信じなくてもいい、でも今は、麗を救ってくれ。」
そういって、真は手を差し出してくる。その手には、光がともっている。
宏助の全身は既に、自由に動く。
そして、真の真剣なふたつの瞳。明と麗を救わなければいけない切迫感。
そのふたつが、宏助に、
「しかたねぇ。ただし、ゼッタイに裏切るんじゃねぇ。」
「・・・・痛み入る。」
宏助は真の手を力強く握った。
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