第一章 護れなかった少年
第十九話 第二十九層ボス戦前
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
〜〜〜三日後〜〜〜
「お、もうそろそろ28層のマッピングも終わるよ!!」
「いえーい......」
ネオンの言葉にまるでやる気無いような雰囲気でのろのろと腕を上げて答える。
......いや、でも実際凄かったんだよ??色々と。
......そういえば今回アラームとラップ何回かかっただろ......この三日間で。
十は超えたよね......。
まぁ、理由としては、
宝箱発見
↓
僕が『罠』と言う
↓
ネオンが『大丈夫だ。問題ない』と言い張る
↓
強制的に開けられ罠発動。後処理、対応全部僕。
以上。
......ハァ......。
と前を歩いていたネオンが急に立ち止まる。
何事か!と思い前を見る。と一瞬でその理由がわかった。
約数mの所に大きい扉がドン、とあったからである。
「これって......」
ネオンが口を開く。
「ボス、フロア......だよね......」
僕が続くと、ネオンが更に口を開く。
「ねぇ、回復アイテムと結晶は十分に残ってる」
何かわくわくするような声で聞いてくるネオン。
「ん〜。転移結晶もあるし、ポーション類はまだ残ってる......ってまさか......!」
今更ながらネオンの狙いに気づく。
僕の思ったとおりなら......
「あ、わかった?? じゃあ一応言うけど......これから二人で偵察しちゃお♪」
思った通りだったぁぁぁぁああ!!何言ってんのこの子!?
普通偵察って一番死者が出る可能性が高いから偵察隊って結構多い人数で組織されてるんだよ!?
それをなんで僕ら二人でやるの!?
と、心の中で突っ込みまくってた訳だけど......
「大丈夫だよ。そんなに心配しなくても。一応クエストで情報はゲットしてるから♪」
どうやら顔に出てたらしい。
ハァ、と溜息をつき切り替え。
「で。情報ってどんな感じ?」
「う〜んと、ボスの名前と、気を付ける行動、かな?」
ちょっと心許ないけど、まぁ、クエストだからしょうが無いかな?
って、いつの間にか僕も行く気になってるし!!
......まぁ、この子言い出したら聞かないからしょうが無いんだけどさ......。
「じゃあ、その情報を僕にも教えて。これが条件」
そう言うと、ネオンは微笑みながら、
「いいよ〜。えっとボスの名前は、《shadow crawling from the behind》。気を付ける行動は、地面に潜ることかな。あと本体自体が影らしいから、攻撃も通りにくいらしい。と、こんなことかな」
地面に潜る......か。それに
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ