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インフィニット・ストラトス 復讐を誓った血継限界の転生者
襲撃者
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明機との戦いを始めてから五分が経つがさっき防戦一方だ。しょうがないあれをやるか。倶梨伽羅の背中の翼状の武装は大きく動き、俺の肩の上に乗り、先端が所属不明機の方を向いた。鎌状の先端は大きく開き、その中には砲塔が隠されていた。
「コレでもくらえ。神蛇光弾!」
砲塔から放った大量の細いビームが所属不明機に向かって弧を描きながら直撃したいった。俺は神蛇光弾が放たれているその間に印を結んでいる。
「“水遁・水断波”」
両腕から勢いよく出てきた、直線状の高圧の水のカッターが所属不明機の両腕を切り裂いた。切り裂いた部分からは一滴も血が出ていない。
「こいつ…無人機って事は黒幕は篠ノ乃束か!」
俺は『瞬間加速』で無人機の懐に入り、神威を使って無人機の中に手を突っ込んだ。そして、目的の物を見つけ出したのでそれを掴んで引っこ抜いた。神威の力ですんなり抜くこともできるがそれだと目的の物が取り出せないので強引に引き抜いた。俺の手には黒い輝きをしているISコアがあった。俺はそれを握り潰すと無人機も完全に動きを止めた。
「燐君!大丈夫!?」
すると楯無さんが駆けつけてくれたが、もうちょっと来るのが遅かったな。
「大丈夫ですよ、楯無さん。なんとか勝ちました」
「良かった。もしアナタに何かあったら私、簪ちゃんに殺されかもしれなかったわ」
何でそこで簪が出てくるのかは分からないがしかし、しまったな。篠ノ乃束は無人機越しに俺を見てたはず、つまり俺の動きや武装を知ってしまった。俺が奴を殺す時に対策を考えて対処してくるだろうな。
「この機体、無人機ね」
「え、ああそうです。コイツのコアは俺が破壊しました」
「そう…燐君、このことは」
「他言無用ですよね。分かってます」
俺の答えに楯無は安心して顔になった。
「そういえばさっき助けてもらったわね。ありがとう」
「どういたしまして」
さすがに疲れたな。そういえば、一夏達の方は終わったのだろうか。ちょっと気になるな。
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