暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep16大事な日〜Fate & Alf〜
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れじゃあ結界を張り直してもう一本。今度はルシル、君も入れ!」

どうやら前みたいに2対1で戦おうというわけらしい。正直あれはしんどかった。2人とも手加減がないため、苦戦したのを覚えている。クロノの誘いに応え、最近組んだ戦闘甲冑と同じデザインのバリアジャケットへと変身しようとしたところで、エイミィの声による艦内放送が入る。

『こちらセッティング担当エイミィ。リンディ艦長、クロノ執務官、それからフェイトちゃんとアルフとルシル君。状況Dが完了しました。至急、6番のレクリエーションルームに――』

「・・・っと食事みたいだな。戻ろうか」

「うん、続きは夜にね。ルシルもそれで良いかな?」

「ん? ああ、それで構わないぞ」

トレーニングルームを出、レクリエーションルームへ続く通路を3人で歩きながら、結界のことで話をする。クロノは結界のためだけにユーノを呼ぼうとしていた。ユーノも災難だな。クロノに目をつけられるなんて。近々再会することになるだろうユーノに、俺はどうしようもなく同情した。

†††Sideルシリオン⇒フェイト†††

「おお、いらっしゃい!」

私たちがレクリエーションルームに入ると、そこには豪勢かつ大量の料理が並べられていた。私もクロノも、ルシルでさえもその豪勢さと量に驚いている。何でこんなにすごい料理が用意されているのか気になったから「エイミィ、これどうしたの?」って聞いてみた。

「えへへ、だって今日はフェイトちゃんとアルフの契約記念日なんでしょ? そういう日はやっぱ美味しいもの食べて、楽しくお話して、のんびり過ごすもんでしょ」

「そうなの?」

本当にそうなのか迷ってルシルを見てみると、「ああ。祝おう」笑って頷いてくれた。エイミィの話はまだ続いている。

「そ・れ・に、フェイトちゃん達には、最近うちのクロノ君がお世話になってるし、感謝の気持ちを籠めてね。ちょっとしたものだけど」

ちょっと? どうみてもそんなレベルじゃないのは一目瞭然だ。エイミィは、これは自分の趣味が入ってるって笑っている。そして主役らしい私たちは席に案内されて、いろいろと料理を薦められた。

「あ、その、ありがとう。嬉しいです」

用意されたケーキに刺さっている火の点いたローソクを消すように言われて、なんだか照れてしまって顔が赤くなってしまうのを自覚する。
 
「えっと、それじゃアルフ、一緒に」

「う、うん。それじゃあ」
 
「「せーの。ふぅ〜〜っ!」」

私とアルフがローソクに顔を近付けて火を消す。

「あ、ありがとう。ありがとう」

「あ〜、あんまりフェイトを照れさせないで。なんだかあたしまで照れるんだからさ」

するとみんなが拍手してくれた。2人して照れてしまってどもってし
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