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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep16大事な日〜Fate & Alf〜
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私は気にはしないわ。だから考えておいてほしいの、私たちの家族になるかどうか。本音をぶっちゃけて言うと、今すぐにでも迎え入れたいって思ってるわ」
リンディ提督のその真摯な態度に私とルシルは立ち上がって、頭を下げる。
「お心遣い感謝します。その、とっても嬉しいです」
「俺も感謝します。よく考えて返事をしますので少し時間をください」
それからすぐにブリッジにクロノが入ってきた。これで話は終わりとなって、私とルシル、クロノはブリッジを後にした。
†††Sideフェイト⇒クロノ†††
僕はフェイトが居ると聞いた艦長室へ行くと、母さんがフェイトとルシルと話をしていた。タイミングが少しまずかったと思ったけど、すでに話は済んでいたらしい。僕たちは艦長室を出て、フェイトに「バルディッシュを返しておこう」と、彼女を捜していた理由だった“バルディッシュ”を返す。フェイトは“バルディッシュ”を受け取り、「久しぶり」と声を掛けている。フェイトに応える“バルディッシュ”を見て、いいな、とか思ってしまった。
「しかし、インテリジェントデバイスも良いものだな」
「う、うん、相棒だから。・・・その、クロノも持てば?」
フェイトがそう言ってきてくれるけど、インテリジェントデバイスはちょっとな。
「暇を見つけて組んでみようとは思っているんだが、処理速度が心配でね。これ以上遅くなるとルシルに更に勝てなくなる」
正直これ以上ルシルには負けたくない。1対1でも負けて、フェイトと組んでも負けて、彼は本当になんなんだ? デバイスも持たず、その身ひとつで演算処理して魔術を使うと言うから驚きだ。彼は本当に人間なのか疑いたくなってくる。
「今失礼なことを考えなかったか? クロノ」
鋭いな。そういう直観的なものもまたすごいとしか言いようがない。
「いいや、特には何もない。そういえば君とシャルもデバイスを持つことになったと聞いているけど、どうなんだ?」
そう、それは母さんの計らい(正確には今回の事件の解決助力に対する報奨)みたいなもので、シャルとルシルにはデバイスが用意されることとなった。シャルはルシルのように非殺傷設定付の魔術は使えないらしいからとのことだが、ルシルはあまり必要ないと言っている。
すでにいくつかデバイスを使った訓練を行っているみたいだが、どれもすぐにルシルの演算処理と魔力に耐えられず壊れてしまうのが常となってきた感じだ。シャルの方は簡単に決まって、今ではデバイス使用の特訓をしているらしい。
「あぁ、そうだな。俺は複製で何とか出来たが、シャルは非殺傷設定をデバイスなしで使うなんて器用なことは無理だ。だからリンディ艦長は良い機会だとして、シャルに非殺傷設定の魔術を扱えるようにさせたいらしい」
ルシル
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