暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep16大事な日〜Fate & Alf〜
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と受け入れて、私の話をここで終わらせようとした。けどリンディ提督はもう1つお話があるみたいで、「ねぇフェイトさん、もう1つストレートな質問、いいかしら?」って私に話かけてきた。
「あ、はい、どうぞ」
「お母さんのこと今でもまだ少し好き? それとも、もう嫌い?」
母さんのことが好きか嫌いか、そんな質問。
「判りません。けど判らないからこそ判るその時までは、あの
母
(
ヒト
)
の娘として、フェイト・テスタロッサとして生きていこうかと思っています。それに逃げたり捨てたりするにはまだ早いと思っていますから」
正直判らないとしか答えられない。でもいつかその答えが判ると思う。なのはは言っていた。私はまだ始まってもいないんだって。私を始めて、私として生きていく中でちゃんと答えを見つけようって思う。
「そう・・・。でもそれじゃあ私はフラれちゃったのかな」
フラれた? どういう意味か解からないからルシルを見てみるけど、ルシルも小首を傾けて、?と顔に出している。
「裁判が終わったらなんだけど、よかったら家の子供にならないかなって思ったんだけど」
「え・・・?」
「俺は良いと思うよ、フェイト。リンディ艦長は良い人だし、これからのことを考えれば悪くはない話だ。決めるのはフェイトだから、無理強いはしないけどな」
「あら、ルシリオン君にも同じことを言うわよ。あなたにも家族が居ないことは判っているのだから」
「はい?」
そうだった。ルシルにも家族が居ないってことは出会ってすぐに聞いていたんだ。だからこそ“ジュエルシード”の探索ではずっと一緒に居られたんだから。
「そんなに意外かしら? もちろんこれはあなた達を管理局へスカウトしているってことじゃないのよ。いくらルシリオン君は強くて家事が出来たとしても、あなたもフェイトもまだ子供なのよ。自由になった後でもちゃんとした大人がついていないと大変だと思うの。それに、私ならあなた達のこともよく知っているから、そのぉ、別世界の友達との上手くやっていけるようにするなら、私が割りと適任かな、って思っているんだけど・・・」
「えっと、その・・・」
「はぁ、そうなんですか・・・?」
2人して返事に窮する。だってどう答えれば良いかなんて急には出てこない。そんな様子の私とルシルを見て、リンディ提督が話を続ける。
「でも本当の・・・1番の理由としては、あなた達がとても良い子たちだから。これでも人を見る目は確かだと自負しているのよ」
「あの、あの、その、えっと」
「落ち着け、フェイト。リンディ艦長、返事は今すぐでなくても構いませんか?」
「ええ、急な話だったから。法的な後見人だとか、そういう部分だけで頼りにしてくれてもいいし、親子別姓になっても
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