暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep16大事な日〜Fate & Alf〜
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シル君にとっても大切なお話があるから、よかったら艦長室に来て、だってさ」

俺とフェイトに話? 今後のことについてだろうか? それならフェイトだけでも・・・とはいかないか。俺も身寄りのない身だから、その辺の話をされそうだ。

「本当? じゃあこれから向かうよ。お茶淹れて持っていった方がいいかな?」

「うん、ありがとう。給湯室にコーヒー淹れてあるから、持って行ってね」

「あぁそれなら俺が持って行くから、先に行っていてくれるか、フェイト」

「え、私も手伝うよ。だから一緒に行こう?」

そして俺たちは、エイミィと一緒に散歩に行くと言うアルフと別れて、リンディ艦長の待つ艦長室へと向かう。

†††Sideルシリオン⇒フェイト†††

私とルシルはコーヒーを運びながら艦長室へと入る。そこには椅子に座って何らかのデータを処理しているリンディ提督が居た。

「リンディ提督、失礼します」

「失礼します。お待たせしてすいませんでした、リンディ艦長」

私たちはそう声を掛ける。私たちに気付いたリンディ提督は椅子から立ち上がって、私たちに来てくれたことやお茶を持ってきてくれたことへの感謝を言ってくれた。リンディ提督に座るように勧められたから、ルシルと2人で「失礼します」対面式のソファに先に、リンディ提督と向かい合うように座った。

「ありがとう、フェイトさん、ルシリオン君。これね、なのはさんの家のお店で出してるコーヒーなんですって。なのはさんのお母さんから貰ったのよ♪」

「そうなんですか」

私はそう相槌を打って、私たちが持ってきたコーヒーに目を向ける。そっか、なのはのお母さんが。私も今までに何度か飲んだことがあるけど、すごく美味しいものだとは思っていたし、ルシルもそれを初めて飲んだとき、うまっ!!って驚いていたし。

「それでリンディ艦長。俺たちに話とは何でしょうか?」

ルシルがそう切り出したことで、リンディ提督のお話が始まった。まずはこの頃きちんとリンディ提督が私たちと話が出来ないことへの謝罪。だけどそれは、あの事件の事後処理の所為だって解かっているから文句なんて全くない。
そしてなのは達とのビデオメールの件。それもまた仕方がないこと。私たちはあの事件の関係者だから、リアルタイムでの通信は出来ないことになっている。それなのにリンディ提督は、ビデオメールという形でなのは達とやり取りが出来るようにしてくれた。

(なのはの友達、アリサやすずかとも仲良くなれたし、だから不満なんて全然ない。不満どころか逆に感謝してもしきれない)

「フェイトさん。まずはあなたに聞きたいことがあるの。とは言ってもそれは、管理局の人間としての質問じゃないから、無理に答える必要はないから」

リンディ提督は神妙な顔を
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