黒魔術はほどほどに。
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・何をしたんだ?夜空。」
「え、えっと・・・」
どさっ
「わっ!」
夜空がなにかを隠した。
「なんだそれは・・・」
俺は分厚い本を手に取った。
「願いが願わない形でかなう本」
「うさんくせぇなおい!」
「でも実際に願いは叶ってるんですよね・・」
「な、なんで私が奏くんに好かれるように願うの!?」
「えっ嫌い何ですか?」
「い、いや好きだけど・・・目の前で言うのは・・・恥ずかしい・・」
ドキューン。
「・・・・・・」
「ってなに顔を赤くしてんですか!」
「まだ効力が残ってる♪今のうちに・・・・」
一気に夜空が顔を近づけて・・・・
その唇が俺の口を塞いだ。
「なっ!?」
三咲は放心状態だ。
「イザヨイ〜大丈夫か・・・」
止まった。あの諭が止まった。
一瞬だったかも知れないだが時が止まったような感覚に襲われた。
「ファーストキスゲット♪」
夜空が上機嫌で外に出た。
「・・・・・ひどい・・・ひどいです!」
「三咲!」
三咲は本を持って外に出ていってしまった。
「イザヨイ・・・・大人の階段へようこそ♪」
「頭おかしぃだろぉぉ!!」
俺は三咲を探していると・・・
「先輩」
「ん?ぐあっ!!」
俺はそこで気を失った。
////////////////
「ん?・・・・・」
起きるとそこは体育倉庫。
動こうとするとジャラジャラと音が聞こえた。
拉致監禁された。
「起きましたか?」
「三咲かこれはどうゆうつもりだ?」
「夜空先輩よりすごいことをします。」
そう言うと三咲は本のお願いをした。
「服と引き換えに奏先輩が私を好きになってください!」
すると本が光を放った。
「うわっ!」
目を開けると三咲は裸になっていた。
「先輩、私は先輩のことが好きです。」
「!?」
「だから、私だけを見てください。」
三咲の唇が俺の口に重なった。
「奏くん!」
暗い室内に光が差し込んだ。
「なんで裸なの!?」
「ヒュゥ。」
慧が口笛を吹いた。
「見ちゃだめよ。」
強烈な目潰し。
「ぐぁぁ目、目がぁぁぁ」
「ムスカか」
「三咲、私は奏くんのことが好き」
「!?」
「勝負しなきゃいけないね」
「そうだね」
「ちょっと待て?暴力はだめだぞ」
「暴力?何言ってるんですか?」
「奏くんを最初に落とした方が勝ちね。」
「ええ、」
「えっえっ?俺に決定権無し?」
「うん♪(はい♪)」
「修羅場だね♪」
「だから見ちゃだめよ。」
「ぐぁぁ目、目がぁぁぁああああ」
日が落ちかけた体育倉庫には、
裸の中学三年生と拉致監禁されている高校一年生とムスカの真似をしている高校一年生のバカがいましたとさ。
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