第2部:学祭1日目
第7話『再会』
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イムのメンツに、
「確かに平沢さんと誠は、傍から見ても似合うけどな。童貞卒業までいってねえ」
「でも、」梓は心配げに、「キスしたって……」
泰介は頭をぽりぽり掻きながら、
「ああ、してた。俺も這って目撃しちまったよ……」
「でも! 伊藤は西園寺の彼氏だって……」
「まああいつ、流されやすいからなあ……」
「……ここまで情けないとは……」梓は呆れてものも言えず、「何とか唯先輩を伊藤から奪回したいんですけど、何とかなりませんか!?」
ずいっと迫られ、泰介はオドオドしつつ、
「い、いや、無理だろう……向こうは誠に気があるんだし、誠だって平沢さんのことを話すときは……」
「大丈夫!!」
普段出さない大声を張り上げたのは、刹那。
「清浦?」
「私も最悪の状況だけは、中野と一緒に止めたいと思っているし」
唖然とする一同。何を根拠にそう言えるのか。
梓はつぶやく。
「うちの軽音部、どうなっちゃうのかな……」
続く
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