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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第196話】
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、俺も思わず笑みを溢すとかぁーっと赤くなって表情を見せないようにシャルは俯いた。

 そんなシャルの様子も気にせずに、ラウラは――。


「シャルロット。 これは、確かに面白いな。 ふむ……せっかくだ。 全部の尖端に通してみよう」


 そう言って直ぐに、他のマカロニも弄り始めたラウラ。

 俺から見ても本当に面白がっている様に思える。


「確かに妙に癖になるな。 ……シャル、マカロニありがとな?」

「ううん。 ……さ、さっきはセクハラって言っちゃってごめんね?」

「ん? ……いや、どうも最近皆の事、未来と同じ様な扱いになってきたからな」

「そ、そっか。 ……それって、やっと未来と同等の扱いされてるって事なのかな……。 ……えへへ」

「……?」


 何やら表情が緩むシャルだが、言ってる内容が聞こえなかった。

 最近、俺の地獄耳対策なのか呟く言葉が件並み小さすぎて流石に聞き取りにくくなってきた。

 そんな中、マカロニをフォークに刺していたラウラが――。


「できた」


 ――と、一言呟き、満足そうにその瞳を閉じるとシャルは――。


「おー」


 声をあげ、パチパチと手を叩き拍手したのである。

 そんな二人の様子に、周りの女子は何事かと遠目で様子を見ながら目をぱちくりさせていた。


「ははっ、良かったなラウラ。 ……んで、買い物には何時ぐらいに行くんだ?」


 机の上に腕を乗せ、シャルへと視線を移すとラウラもシャルを見て――。


「あ、うん。 僕は十時ぐらいな出ようかなって思うんだけど、二人はどうかな?」


 笑顔で指を軽くもて余しながら俺、ラウラと交互に顔を見るシャル。


「ふむ、私は問題ない。 ヒルトはどうだ?」

「大丈夫。 学園の用事は一昨日済ませたし、今日は空いてるからな」


 ラウラが先に言い、その後俺に聞くと俺自身も特に用事は無く、了承した。


「じゃあ、一時間ほど街を見てから昼はどこか良さそうなお店でランチって事で――後は他の皆も誘わないと――」

「あ。 美冬と未来にセシリア、鈴音は今日空いてないぞ?」

「む? そうなのか? ……ヒルト、理由は聞いてるか?」


 俺の言葉にいち早く反応したのはラウラだった。


「えと、美冬が実は今日、親父と母さんの帰国予定日って事で出迎えなんだよ」

「む? 教官とお母さんの……それは私たちも行った方がいいのでは――」

「いや、メールで来たが暫く――というか何かわからないけど日本にいるって連絡あったからな」


 ……と、俺は軽く嘘をついたが理由は知っている。

 財団の保護下にあったにも関わらず、
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