暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15友達〜Nanoha & Fate〜
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堂でリンディ艦長と一緒になり、これからについての話を少しした。
海鳴市へはもうすぐで帰れるらしいのだけど、ミッドチルダ方面へはジュエルシードの影響でまだダメらしい。で、ユーノの今後のことで話題が出るけど、なのはは今までどおり高町家へ住まわせることにした。私としてもなのはの魔法の先生をここで失うわけにはいかないから、それには賛成している。

「クロノ」

「・・・」

そこで合流するクロノ(私と目を合わさないようにしていて、少し反省)とエイミィ。みんなが揃ったことで、次の話題はプレシアの目指した地であるアルハザードについてとなった。ユーノは「いくつもの秘術が眠る土地」と、クロノは「とっくの昔に次元断層へ落ちた」のだと言う。リンディ艦長もそれに続き、説明をしている。

(真実は知れど闇の中へ、ね)

実際は次元断層に落ちたのではなく、ルシルの干渉によって近くにあった流星群の軌道がアルハザードに修正されて、直径何百mという隕石がぶつけられて粉砕・消滅した、が正しい結末ね。アルハザードの連中はどこで大戦や魔術の記録を手に入れたのか知らないけれど、禁呪を、しかもよりによってラグナロクを研究し、その上で発動させようとした。それゆえに滅ぼされたのだ。

「そういえばシャルロッテさん。ルシリオン君が時の庭園に向かう前に、プレシア女史に言っていた“世界の意思”というのは何なのかしら?」

リンディ艦長が急に話を振るので驚くけど、それについては一応説明しておく。

「世界の意思。私たち魔術師はそれを世界を律する法、界律と呼んでいます。それはその星そのものと言っても過言ではありません。自分自身である世界の秩序を管理するもの。全てがそこから生まれ、そして還っていく永久機関。過去、現在、未来の全ての情報があるともされる知識の蔵。それぞれの星に必ず存在する、究極にして絶対たる力の根本、といったところでしょうか」

そして私とルシルは、そのあらゆる世界の意思・“界律”が1つに集約する“神意の玉座”に取引を持ちかけられ応じ、魂を取り込まれた後、存在を昇華された最高位の抑止力、“界律の守護神テスタメント”だ。まぁルシルはまだ死んでいないために魂ではなく、精神を取り込まれている状態だけど・・・。

「判っていたつもりだったが、やはり僕たちの知識とは全然違うな。でも本当にそんなものが存在しているのか?」 

クロノが私の説明を言い終えるのを待ってからそう告げた。当然の疑問ね。すでに次元世界には、“界律”という単語すら残っていないのだから、その存在を疑うのも無理はない。

「この前は魔力炉(システム)での供給量でランクが変動すると言ったけど、それだけじゃなく私たち魔術師は、その界律によって力の強弱が決定されるの。だからプレシアとの戦いで、世界は私
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