暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15友達〜Nanoha & Fate〜
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もどうしても母さんのことを少し考えてしまう。それにルシルは? 少し見渡すと、男の子の肩を借りて立つルシルが「フェイト、生きろっ!」って叫んでいる。そうだ私は・・・私は、生きないと・・・。母さんとアリシアの分まで。今まで私に力を貸していてくれたアルフやルシルのためにも。だから母さん、アリシア・・・。

「さよなら」

そう呟いてあの子の元へと跳んで、その手を取った。

†††Sideフェイト⇒シャルロッテ†††

「いい加減止まりなさい。もうあなた達の出番は終わったのよ」

――干渉――

私はルシルをクロノに任せて、“ジュエルシード”の完全停止を行った。プレシアだけに集中していた所為で、あんなドジを踏むなんてらしいと言えばらしいかもしれないけど、少し間抜けかもしれない。

(でもこれで“ジュエルシード”関連の契約は終了した・・・はず)

本来ならここで私とルシルは契約執行完遂として消えることになるのだけど、“界律”からは何も言ってこない。どうやらまだこの世界でやるべきことがあるみたいだわ。うん、まぁ嬉しいのだけどね。

崩れゆく“時の庭園”から帰艦した私となのはとユーノ、クロノは、今はアースラの医務室に居る。足を怪我していたなのはの治療を行うために。本当なら干渉能力で怪我を無かったことにする、ということにしたかったのだけど、戦闘後すぐに能力を制限されてしまったのよね。まったく。戦闘しか能がないって言われているようで、結構ショックだわ。

「あの、クロノ君。フェイトちゃん達は?」

なのはがユーノに包帯を巻かれている中、そう質問した。

「彼女たちは今、護送室に隔離している。彼女たちは今回の一件の重要参考人だからね。申し訳ないが、しばらくあそこに入っていてもらうことになるだろう」

クロノの返答になのはは「そ、そんな・・・!」納得できないといった感じで声を上げる。私は当然の処置だと思っているから口を挟まない。罪は罪だしね。でも、情状酌量みたいなものがあってもいいと思うのだけど・・・。

「今回の事件は1つ間違えば、次元断層さえ引き起こしかねなかった重大な事件なんだ。時空管理局としては、関係者の処遇には慎重にならざるを得ない。それは解かるね?」

「・・・うん」

なのはは渋々納得した。クロノは私を見て、「君も解かってくれるね?」と確認してきたから、私は「ええ」と頷き、ルシルの今後を考えた。

それから数日は地球に帰れないということでアースラの中で過ごした。退屈なこともあったけれど、まぁまぁ楽しめたかしらね。いいえ、とても幸せな時間を過ごせたわ。だってすぐ手が触れ合えて、話が出来る友達と一緒なのだから。

†††Sideシャルロッテ⇒なのは†††

あれから数日が経った。いま私とユーノ君
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