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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15友達〜Nanoha & Fate〜
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分よ。なのはとフェイトの準備は終わったのだから。
「ディバイィィン・・・」
「サンダァァ・・・」
2人のデバイスの閃光がさらに輝きを増した。
「バスタァァァーーーーッ!」「スマッシャァァァーーーーッ!」
放たれるのは極限にまで圧縮された桜色と黄金の閃光。それは間違いを起こそうとしている者を正すための光かしらね。それにしてもなのはには遠慮というか何というか、何か欠けているのかもしれない気がする。あそこまで容赦なく撃つなんて少し怖い。恐るべし。魔法少女9歳児。
「フフフ、アハハハハ! そちらの方こそ無駄よ! さぁ、ジュエルシードよ! 私の願いを叶えて! アルハザードへ私とアリシアを導いて!」
プレシアのその言葉を合図として、“ジュエルシード”が完全発動・・・違う、暴走だわ。完全に制御できる一線の臨界点を超えてしまったようね。なのはとフェイトの砲撃が“ジュエルシード”から放たれる魔力によってかき消されてしまった。あ〜惜しい。もう少しで決まっていたのに。
「くっ、シャル、どうすればいいんだ!?」
クロノが必死な顔をして聞いてきた。それに対して問題ないって答えようとしたその瞬間・・・
「汝よ敬え、汝よ崇めよ、汝よ称えよ、汝よ祈りて、ただ跪け」
その言葉と共に落ちてきたのは、漆黒に輝くルシルの“第四聖典”。物凄い音を響かせながら床に着弾して、“ジュエルシード”の魔力を消し去った。完全に沈黙した“ジュエルシード”と、その衝撃に呆気にとられているなのは達。
「タイミングはバッチリだったようだな」
そこに聞こえるのはルシルの声。遅れて上から降下してきたルシルは、私たちに向けて親指を立てる。まぁ何はともあれこれにて終了ね。
「・・・・あ〜、プレシア・テスタロッサ。大人しく投降してくれないか? これ以上こんな連中を敵に回すとどうなるか僕たちにも判らないから」
クロノはほとんど自棄になって、プレシアに投降するように呼びかける。ちょっと。「クロノ。こんな連中ってなによ?」ルシルはともかくとして、そんな目で私を見ないでほしいわ。傷つくでしょうが。一応、私は女の子なのよ。
「・・・母さん、もうこれ以上は無理、だよ。管理局へ行って、一緒に罪を償おう?」
フェイトは第四聖典の着弾による衝撃波の所為か、少し頭を振ってからプレシアに告げる。プレシアは未だに呆然としている。当然かもしれないわね。あんなにも簡単に“ジュエルシード”の魔力を消されてしまったら、この時代の連中は信じられず病院へと直行でしょう。
「・・・どうして・・・こんな・・・でも!」
プレシアが項垂れてそう呟いた瞬間、大きく振動する庭園内。再度光りだす“ジュエルシード”だけど、魔力はほとんど感じられない。あれ
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