暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15友達〜Nanoha & Fate〜
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いかな?」

「あ・・・うん! ルシル君も私の友達だよ!」

「そうか、それはよかった。・・・なのは、ユーノ。シャルのこと、頼んだよ」

ルシル君とも友達になれたことがまた嬉しい。長く伸びた銀色の髪が朝日に輝いて、風に靡くその姿がとても印象に残った。

「ちょっとそれ逆じゃない? 私がなのはを頼まれるのが普通と思うのだけど?」

「ほう、居候がいい身分だな」

シャルちゃんとルシル君がおでこをつけながら、それはいい笑顔でお互いを見ている。でもちょっと怖いよ2人とも。フェイトちゃんがオロオロしだすし。お別れの時くらいは笑顔だよ。

「あ〜もう、時間なんだって。そろそろ行くぞ」

クロノ君が堰払いをしてそう言ったら、フェイトちゃん達の足元に魔法陣が展開されて輝き始めた。少しの間のお別れ。けどお別れには涙じゃなくて笑顔で。お別れは終わりじゃなくて始まりで。

「またね、フェイトちゃん、アルフさん、ルシル君、クロノ君」

精一杯の笑顔で送り出す。するとフェイトちゃんとルシル君が手を振ってきてくれて、私とシャルちゃんも手を振り返した。私たちは光に包まれて消えていくフェイトちゃん達が見えなくなるまで見送った。海から吹いてくる風に靡く髪を片手で押さえる私とシャルちゃんは笑顔を浮かべ合う。

「・・・帰ろうか、なのは。ユーノ」

「うん!」「うん」

いつかまた逢える日を楽しみに。私たちは帰路についた。


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