暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
46話:2月14日 各々のバレンタイン
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状況のよくわかっていなかったエイミィに、リンディが事の説明をした。
結果、フェイトのチョコ制作にエイミィも一緒に参加したそうだ。
side はやて
[―――って感じだと思ったんだけど…合ってるかしら?]
[さすがリンディさんや。そんな感じでバッチリですよ]
リンディからの念話にそう返し、心の中で密かにグーサインを出しているのは、四人を波乱の渦へと導いた張本人、八神 はやてである。
あの後はやては、今日は仕事がなかったシャマルとヴィータと途中で合流し、買い物を済ませていた。
その帰り道にリンディからの念話が届き、何事かと少し焦ったが、内容がはやて自身が言った“本命”の意味についての確認だったので、一安心しながら話を聞いていた。
[それじゃあ、ありがとね]
と礼を言われたのを最後に、リンディからの念話が切られ、はやては一息つく。ふと気づくと、もう我が家の近くまでやってきていた。
「はやて、今日はチョコを作るんでしょ?」
「そやね。まぁ作るのはお昼を食べてからになるやろうけど、折角のバレンタインやしね」
じゃあさじゃあさ、と言いながらヴィータははやての横へやってくる。
「出来上がったら私も食べてもいい?」
「えぇよ。今日はちょい多めに買ってきとるし、多分余るやろうから」
「やった〜!」
はやての言葉にヴィータは両手を万歳させて、喜びを全面に表現した。
その後ろで、買い物袋を覗いていたシャマルが口を開いた。
「それにしてもはやてちゃん、また随分と買いましたね」
「まぁ、私もチョコを作るゆうのは初めてやし、それにチョコ渡す人数もそれなりやし」
それを聞いたシャマルは、不思議そうに首を傾げた。
「でもはやてちゃんの説明通りなら、大好きな男性に渡すんじゃ…」
「いやいや、何も本命だけにチョコを上げるのがバレンタインちゃうよ。友達同士で渡す“友チョコ”があったり、家族内で渡すところだってあるってゆうよ」
「へぇ〜」
シャマルははやての返答に、感心したように何度も頷いた。
「そやね…なのはちゃん達四人、士君にクロノ君、ユーノ君にリンディさんやエイミィさんにも渡そう思っとるから、九人分やな」
「リンディ提督にもですか?」
そうやで、とシャマルの疑問にはやては即答する。
「今年は皆にお世話になったから、その感謝も込めて、やけどね」
「なるほど…」
「折角だし、家の皆の分も作ろうか?」
「え!?」
「いいんですか!?」
はやての言葉に、前を歩いていたヴィータも振り向いて、シャマルと同じように驚いていた。
「勿論や。皆家族やもん、作って当然や」
「やったやった〜!」
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