暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
46話:2月14日 各々のバレンタイン
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「やっぱり忍さんも作ったんだ」
恭也さん喜ぶだろうな、と呟きながらクッキーを取り出す。
そしてクッキーを口に持って行くのと同時に、口の下に手を添える。クッキーを砕いた時床にこぼれるのを防ぐ為だ。
「んっ……うん。おいしいぞ、すずか」
「ありがとう…//」
「いやいや、礼を言うのは俺だからな。毎年毎年おいしいのもらってるんだし」
そして最後に、フェイトの渡した袋に手をつける士。中身を確認して…
「…ちょっと形が歪なのがあるな」
「い、言わないで!ちょっと失敗しちゃったのがあっただけで…」
前で両手を振り、顔を真っ赤にさせて言う。それを見て士はニヤリと笑う。
そして袋に手を突っ込み、外から見て明らかに他より形が歪のチョコを取り出した。
「あ、それは…」
「んっ」
それを見てフェイトは思わず声を上げるが、士は気にせずに口に放り込んだ。
「……ん、上手い」
「あ…」
「形なんか気にすんな。胃に入れちまえば同じなんだから」
「なんかそれは失礼な気がする…」
なのはの一言にまぁまぁ、と言う士。
「まぁ初めてにしては味はちゃんとしてるし、おいしいぞ。アリサなんか最初の時間違えて砂糖と塩を間違えるというベタな間違えをしたからな」
「なっ!その後はちゃんと間違えずにやってるでしょ!?今回だって…!」
「あぁ、悪い悪い」
ハッハッハ、と軽く笑う士。そんな士を見て、毒気を抜かれたアリサは振り上げた拳を降ろした。
(おいしいって言ってくれた…)
(ありがとうって……嬉しいな…)
(なんだ、意外と元気なんじゃない…)
(来年はもっとおいしいのを…)
「ま、何はともあれ今年もありがとな。返しは必ず何か……」
士は礼を言いながらさらに続けようと口を開いたが、それはなのは達四人の奥にいる人物達を見た事で出来なくなってしまった。
『『『『『か〜ど〜で〜ら〜(つ〜か〜さ〜)!!』』』』』
「「「「っ!?」」」」
そう、そこには目が血走っているクラスの男子一同が、その背後に般若やなまはげなど恐い部類に入る色々な怪物を携えて(幻覚です)士に迫ろうとしていた。
背後にいる異様な気配に気づいた四人はすぐに振り返るが、その男子一同の状況を見て一瞬怯んでしまう。
『『『『『貴様ぁぁぁぁぁ!!!』』』』』
「くそっ!」
彼等をせき止めていた何かが遂に決壊したように、男子一同は士に迫る。それを確認した士は思わず腰を持ち上げ、なのは達をかき分けて走り出し教室の外へ。
『『『『『待てやぁぁぁぁ!!』』』』』
教室を急いで出て行った士を、男子一同はもの凄い形相で追いかけていく。
「「「「………」」」」
その光景を見ていた四人は、士や男子一同が出て行
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