暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
46話:2月14日 各々のバレンタイン
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子はおらんの?」
「「「っ!?」」」

唐突に言われたことに、フェイト以外の反応を示す。具体的に言うと体が一瞬跳ね上がっていた。フェイトは何の事だかわからず首をかしげ、はやては三人の反応を見てニヤニヤしていた。

「なんや、そんな反応するいうことは…どこか心当たりでも?」
「い、いやそんな…本命とか…ねぇ?」
「う、うん……」
「別に……」
「え?え、どういうこと…?」

ニヤニヤしたまま言うはやて。明らかに動揺している三人を見ても、どうにも状況がつかめないフェイト。

「幸い、バレンタインは明日や。まだ時間はあるし……私はどないしよかなぁ」
「「「……///」」」

そういうはやてだが、なのは達三人は顔を赤らめたまま俯かせていたり、そっぽを向いていたりで聞いてないふりをしていた。

「ま、今回はそれの確認に呼んだだけやから。ほな私はこれで」

明後日が楽しみやな、と声を漏らしながら、はやては一人車いすを動かして去っていく。

(というか、自分から誘って自分が最初に帰るのは、ちょっとどうなのかな?)

そんな疑問を胸に抱きながら、三人に目線を向けると……

「本命…いや、でも……(ブツブツ)」
「はやて、あの様子だと誰かに本命を…?まさか…(ブツブツ)」
「好きな人に…本命…(ブツブツ)」

なにやら呪文のようにつぶやいている。その光景にフェイトは、少しばかり恐怖を感じてしまった。

しかし次の瞬間、三人がほぼ同時に立ち上がった。勢いのある立ち上がり方に、フェイトはまたも驚いた。

「そ、そうだ…準備しよう…」
「そうね…準備は早いに越した事は…ないわよね…」
「う、うん……」

そう言ってブツブツと言いながら、なのはは翠屋の奥へ、アリサとすずかは翠屋を去って行った。

「………え……え…?」

一人取り残されたフェイトは、何がなんだかわからないまま声を漏らした。


















門寺 士の友人である美少女五人が、それぞれ別々に動き始めた。
ここからは一人ずつにスポットを当てて、それぞれの制作過程を見ていくことにする。


















side フェイト

「本命…本命…。結局なんなのかわからなかったなぁ…」

そう言いながら自身の家の扉を開ける。
しかしバレンタインが初めてのフェイトにとっては、なのは達と一緒に作ればいいかな、という考えがあった為、何をするべきなのかわからないままでいた。

「あら、お帰りなさい」
「あ、ただいまです」

少し困惑気味のフェイトを迎えてくれたのは、今日は休日でハラオウン家で静かに過ごしていたリンディであった
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