暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
46話:2月14日 各々のバレンタイン
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2月14日。

この日は世間一般にはバレンタインデーと呼ばれる日だ。
元々はローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日だと言われる(ウィキ参照)この日、日本では女性が男性にチョコレートを贈るのが習慣となっている。

そう、モテる男達にとってはハッピーな……そしてかわいそうな男達には悲しい一日となる日である。























「バレンタイン、デー?」
「そう。ミッドにはそういう習慣ない?」

聞きなれない言葉にフェイトは首をかしげ、その言葉を復唱する。なのはも頷いて、逆に聞き返してくる。

「うん、そういうのはミッドにはないかな…。どういう日なの?」
「ふっふっふ、それはやな……」

不適な笑みを浮かべながら、はやてはバレンタインの概要を説明する。

はやてが長々と力説するが、まぁ要約すれば……

「男の子にチョコやクッキーをあげるんだね」
「うん、まぁ…そういうことや……」
「ま、まぁ…事実ではあるんだし」

自身の力説があまり効果がなかったなかったことに少しがっかりしているはやてと、それを慰めるすずか。

言い忘れていたが、現在ここは翠屋のテーブルの一つ。メンバーはなのは、フェイト、すずか、アリサ、はやての五人だ。
因にこの小説の主人公、門寺 士はというと、現在はミッドで用事がある為地球を発っている。

「はやて、どうしたの?」
「なんでもない…なんでもないんや…」
「それで、なんでこんなところに集まってるの?」

この日は2月13日の日曜日のまだ昼にも至っていない時間帯。つまり、かのバレンタインデーの前日なのだ。
小学校も日曜日は休みなので、この時間帯に五人が集まっていること自体は間違いではないのだが、今回のこの集まりははやてが召集したものだった。

「いやな、さっきから言うように明日はバレンタインやろ?そやから皆はどうするんやろな〜、なんて思うてな」
「どうする、なんて言われても…」

はやての言葉にフェイトはなのは達の顔を見た。

「私は〜…いつも通りお兄ちゃんとお父さん、それに士君にそれぞれ上げるよ」
「私もそうね、お父さんに上げるかな」
「う〜ん、私はクラスのお友達に数個と、あと士君にも上げようかなぁ、と」

今の言葉は、上からなのは、アリサ、すずかの順だ。それを聞いたはやては、なぜか深いため息をついた。

「いつも通りとはなぁ……おもろくない」
「「「「へ…?」」」」
「もっと甘い話にしようとは思わないんか!?」

バンッとテーブルを叩き、はやては声を荒げる。

「甘い話なんて言われても…」
「じゃあこの中で、誰か本命(・・)を上げる
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