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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百二十四話:お風呂でキャッキャウフフ
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ってるのか。
 未来の『私』の時か。

「ガウ、ガウウー。ガウガウ、ガウウー?」
『ヘンリーさん、カッコいいと思うけど。十年前は弱かったのにすごく強くなってるし、ドーラちゃん一筋って感じだし。それでも、ダメなの?』
「……」
「……ガウウー。ガウ、ガウウ!ガウガウ、ガウウウウ!」
『……そっかー。……うん、大丈夫!あたしは、ドーラちゃんの味方だからね!ヘンリーさんがドーラちゃんをずっと守ってくれたらいいと思うから、ヘンリーさんのことも邪魔はしないけど。最後は、ドーラちゃんがいいと思うようにしたらいいと思う!』

 邪魔しないって、モモの中では確定なのか。
 ヘンリーが口説いてたことは。

 ……考えない、考えない!!

 そんなことよりも、モモは私の味方だって言ってくれてるんだから!

「ありがとう、モモ」
「ガウウ!ガルルルル!ガウ!」
『うん!もしもヘンリーさんを選ばなくっても、あたしがずっとドーラちゃんを守ってあげるからね!ピエールさんたちもいるし!』
「うん。モモは、ずっと一緒だよね。……もしかしたらまた、離れ離れになるかもしれないけど」

 できるのかすらわからないけど、もしも結婚したら、やっぱりあのイベントで石化するのかもしれないし。

「ガウ?……ガウガウ、ガウウウウ!」
『え?……あ、そっか。でも大丈夫、あたし待ってるから!十年間はひとりぼっちだったけど、今度はみんながいるし!ちゃんと待ってるから、あたしは大丈夫!だから、ずっと一緒にいようね、ドーラちゃん!』
「そっか。……モモは、強いね」

 十年、待たせちゃったのに。
 ゲーム通りなら八年か十年か、とにかくまた同じくらい。
 また、待っててくれるんだ。

「……フニャー。フニャ、フニャー。ミュ、ミュー」
『……あたしが、強いのは。ドーラちゃんがいるからだよ。ドーラちゃんがいてくれれば、あたしは大丈夫なの。だからまた会えるなら、またいつまでだって待てるから』
「そっか。うん、離れても、絶対にまた会えるから。だからずっと、一緒にいようね」
「ガウウ!」
『うん!』
「それじゃ、そろそろ出ようか。みんなが待ってるし」
「ガウ、ガウウ!」
『うん、そうだね!』
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