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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百二十四話:お風呂でキャッキャウフフ
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だから、どっちでもいーけどねー』
「それもそうだねー。それより、どっかかゆいところ無い?ひと通り洗い終わったけど」
「フニャー!ゴロゴロゴロ……!」
『ううん、大丈夫!すっごく気持ちよかった!ありがとう、ドーラちゃん!』
「どういたしまして!私も楽しかったよ、十年ぶりに洗ってあげられて!」

 大きくなったぶん労力はかかるけど、洗い甲斐があるというか!
 非常に、達成感がありますね!

「ガウガウ、ガウウ!」
『じゃあ今度は、あたしがドーラちゃんを洗ってあげるね!』
「え?いや、いいよ。自分で洗えるし、難しいでしょ?キラーパンサーの前肢じゃ」
「ガウ!ガウガウ、ガルルルル!」
『大丈夫!あたしも十年で、かなり器用になったんだから!絶対ツメも出さないし、大丈夫だから!まかせて!』

 自分で洗ったほうが、絶対に早いと思うけど。
 なんか張り切ってるし、断るほどのことでも無いし。
 強く断って、がっかりさせるのもなんだよね。

「うーん。じゃあ、よろしく」
「ガウウ!ガウー、ガウガウー」
『うん!じゃあ、いくよー!お客さん、おかゆいところはありませんかー?』
「……それは、無いけど。なんて言うか……」

 野生で鍛えられた肉球だからもっと固いかと思ったのに、ぷにぷにしてるし。
 全く、痛くはないんですけど。

「ガウ?ガウウ?」
『え?なーにー?痛かった?』
「いや、そうじゃなくて……ひゃ、くすぐったい!」

 ……肉球の感触のせいか、力加減の問題かわからないけど!
 やらしい手つきとかそんなんじゃないのに、やけにくすぐったいんですが!

「ガウウ?ガウウウウ?ガウ?」
『あれ?痛くないように、弱くしすぎた?なら、これくらいは?』
「や、ちょっと……!それも、ちょっと……!」

 ……力が強まったせいか、くすぐったさは少なくなったけど!
 そんなに緩急付けて刺激されるようなのも、それはそれで……!

「フニャー?フニャ、フニャー?」
『あれ?あれ?どうしよう、じゃあこれは?』
「や……モモ!もういい、もういいから!」

 ある意味気持ちいいと思えてしまいそうなのが逆に不味いから、もうやめて!!



「ミュー……。ミュ、ミュー……」
『ドーラちゃん、ごめんね……。あたしもドーラちゃんを、気持ちよくしてあげたかったんだけど……』

 またぐったりとしてしまった私に、モモがしょんぼりして謝ってくれてますが。
 その発言もまたちょっと不味いので、やめてください。

「……ううん。モモは、悪くないよ。たぶん、私が悪いと思う……」

 そんなピュアな発言を、汚れた思考で処理してしまうことも含めて。
 モモのテクニックがどうこうより、私側の問題なような気がしま
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