第128話
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状の光弾となって、男に向かって放たれる。
二つの光弾は男の両肩に向かって、放たれる。
男に向かった光弾は男に当たっても、傷一つ負う事はなかった。
だが、男の両肩の照準を逸らす事はできた。
そして、二つの銃から弾丸が放たれる。
これが、斬り抉る戦神の剣の能力だ。
相手の発動より明らかに遅れて発動しながらも、絶対に相手の攻撃よりも先にヒットする。
そして、因果を歪め「相手よりも後から攻撃、先に命中させた」を「相手より先に攻撃した」という事実に改竄してしまう。
その絶対条件は、相手の切り札が発動することが発動条件。
麻生はあの拳銃があの男の切り札であると、判断してすぐさま斬り抉る戦神の剣を創り、発動させたのだ。
麻生が斬り抉る戦神の剣を放った目的は男に傷を負わせるのが目的ではなく、照準をずらす事が目的だ。
斬り抉る戦神の剣で照準をずらされ、上条を貫く筈だった弾丸は、明後日の方向へ放たれる。
「ちっ。」
男は舌打ちをすると、何かしらの魔術を使ったのか、二つの銃が消滅する。
そして、上条に向かって無数の鎌鼬が襲い掛かる。
麻生は上条の前に空間移動して、「ガマリエル」の盾で上条を守る。
麻生は何かを呟くと、麻生の周りにも風が吹き荒れると、風の刃となって鎌鼬を相殺していく。
「ガマリエル」を捨て、麻生は男に向かって走り出す。
それに続いて、上条も走る。
相殺しきれてない鎌鼬が二人に襲い掛かる。
二人は傷を負いながらも、それでも前に進んでいく。
麻生は左手を、上条は右手を強く握りしめ、男に向かって突き出す。
男は特に避ける事もせず、二人の拳が男の顔面を捉えた。
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