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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第39話 バルトマンの過去(中編)
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「話を戻すで。………でもそんな時間は長く続かなかったんやな?」
「そう。ログスバインの名前を貰ってから2ヶ月後、私の父が大勢の騎士を連れ、バルトの故郷の星へと向かったわ。管理局と共同の任務だって。………私もその時気が付けば良かった。バルトはいつもとは違う真面目な顔をしてた時点で何かが起こっていると警戒していれば良かった。良くも悪くも平和ボケしていたのよ。………私は結果的に2人の足を引っ張ってしまった………」
「カリムさん………?」

俯いて話すカリムに心配してフェイトが先に声をかけるが、カリムは「大丈夫」と言って顔を上げ、

「私はその日、相手側に捕まってお父様に気づかれる事なく、一緒にあの星に行ったのよ………不測の事態の時の保険として………」

そう、辛そうに話し始めるのだった………
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