暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep14其は抑止の力と戻りて〜Advent〜
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たに生み出してもらって、育ててもらった・・・あなたの娘と言い続けます!」

それを聞いた母さんは笑い声を上げるけど、私は諦めない。まだ伝えたいことがあるから、だから諦めるわけにはいかない。

「だから何? 今更あなたを娘だと思えというの?」

「あなたがそれを望むなら。望んでくれるなら、私は世界中の誰からも、どんな出来事からも、あなたを守る。守り続けます。私は、あなたの娘としていたいから!」

言った、言い切った。私は自分の心を出し切った。だから、だからお願い母さん。もうこんなことはやめて。

「・・・くだらないわ。やっぱりあなたは――」

「いい加減にしなさい!」

「なに?」

母さんの冷たい声に私が俯いていると、私の後ろから水色の子がそう叫んだ。ゆっくりと私の隣にまで来て、白い大きな十字架を母さんに向ける。

「いい加減にしなさいと言ったの、聞こえなかった? もう認めなさい。フェイトは間違いなくあなたの娘よ。なにせ実娘のアリシアの遺伝子から何から同じなんでしょ? それってつまり考えようによっては歳の離れた双子といっても過言じゃないのよ。それでもあなたは愛するアリシアの妹を、フェイトを人形扱いするわけ?」

「っ! 妹・・・? アリシアの妹・・・この子が・・・?」

それを聞いた母さんは後ずさりしてアリシアを見る。すごく動揺しているのが判る。でも、この子の言う通りかもしれない。アリシアの双子。遺伝子が同じならそれは・・・クローンであるし双子でも・・・ある。

「そうなことないわ・・・! 私の娘はアリシアだけよ!」

――サンダースフィア――

でもすぐにあの子を睨み付けて、雷撃の魔力弾攻撃をしてきた。私たちに当たる寸前であの子の「この分からず屋が!」そんな怒鳴り声と一緒に、雷撃は何の前触れもなく消滅した。

†††Sideフェイト⇒なのは†††

フェイトちゃんのお母さんは、フェイトちゃんとシャルちゃんの言葉を聞いても、戻ってはこなかった。

「どうして? どうして解かってくれないの?」

私は知らず知らずそう呟いてしまう。ユーノ君が私の肩に手を乗せて、「なのは」心配してきてくれた。シャルちゃんとフェイトちゃんの言葉に怒ったプレシアさんは、2人に当たるようにして雷の魔力弾を放ってきた。

「この分からず屋が!」

シールドを張ろうとしたところで、私たちの目の前でプレシアさんの攻撃が消えてしまった。シャルちゃんが左手を前に突き出していたから、たぶんシャルちゃんの力なんだと思う。

「・・・もういいわ。あなたと話していても無駄だってことはよぉ〜〜く判った。仕方がないわよね。クロノ、フェイト。力ずくでプレシアを無力化するけどいいわよね?」

シャルちゃんはクロノ君とフェイト
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