暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep14其は抑止の力と戻りて〜Advent〜
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!」

すぐさま援護に移ろうとしたその瞬間・・・


「サンダー・・・レイジィィィーーーーッ!」


頭上からフェイトの声と共に降り注ぐ雷撃。その雷撃がなのは達に襲い掛る兵隊どもを撃墜していく。ルシルはちゃんとフェイトの心を取り戻したみたいね。けれど、破壊しても次から次へと小さいものや大きい新手がわんさか出てくる。そして次に聞こえたのが・・・

罪ある者に(コード)・・・汝の慈悲を(レミエル)

久々に聞くルシルの固有魔術の術式名。降り注ぐのは、蒼く光り輝く十数個の十字架群。標的に当たると同時に十字架は雷撃となって周囲に拡散して、連鎖的に標的たちを殲滅する、ルシルの雷撃系対軍攻性術式だわ。
数十体といた兵隊どもは一瞬の内に消滅した。いつ見ても凄いものだわ。天使の名を冠する中級術式でこの威力。ルシルの生まれた世界、アースガルドの先王たちの名を冠する上級術式はもっと凄いけど。

「フェイトちゃん!」

ルシルやアルフと一緒に姿を見せたフェイトを見て、なのはは嬉しそうに彼女の元へと向かっていく。ルシルは私の元へ降りて来たから「あなたも制限がいくつか解かれたみたいね」と言うと、ルシルは仮面を外した。

「ああ、中級までの術式なら問題なく使えるが、威力は相も変わらずに制限されてる。まぁ、テスタメントの能力が使えるなら、魔術なんてものは必要なくなってしまうが。それより、何故未だにこんなところに居るんだ? てっきりプレシアの元へと辿り着いていたと思ったが・・・」

「ちょっと聞いてくれる? クロノと少し揉めているのよ。誰がプレシアの元へ行き、誰が駆動炉を停止させるかって」

「馬鹿をやっている暇はないぞ。・・・そうだな。フェイト、アルフ、悪いが俺とはここで別行動だ。2人はシャル達と共にプレシアの元へ行ってくれ。俺ひとりで駆動炉を止めてくるから。フェイト、駆動炉の場所を教えてくれ」

ルシルはあっさりと1人で決めて、フェイトに駆動炉の場所を聞いた。フェイトは少し戸惑っていたけれど、ルシルの押しの強さに慣れてしまっているのか、諦めたように場所を教え始めた。

「――となるんだけど・・・。本当に大丈夫・・・?」

「ああ、大丈夫だ、フェイト。すぐに追いつくから」

「・・・うん。早く、戻ってきてねルシル」

「ああ。シャル。高町なのは。クロノ。ユーノ。フェイトとアルフを頼んだぞ」

ルシルは私たちの返事を聞かないまま、駆動炉を目指して飛んでいった。全ての行動が嵐のようなものだ。なのは達は、そんなルシルを見て呆然としたままだった。

「じ、じゃあ、僕たちはプレシアの元へと急ぐぞ!」

置いていかれていたクロノがそう言い、私たちは改めてプレシアの元へと急いだ。
フェイトとアルフの案内でようやく辿
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