暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep14其は抑止の力と戻りて〜Advent〜
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の方が良いと思うわ」

「待て、僕も行く! なのは、ユーノ、君たちにも手伝ってもらいたい!」

私はルシルとクロノに声を掛け、“時の庭園”へと行くための1つ目の準備を始める。クロノはなのはとユーノに協力を頼んでいるけれど、連れて行くにはあちらは少し危険だと思うのだけれど。

「う、うん。でもフェイトちゃんが・・・」

なのははフェイトの様子を見て迷っている。でも今はプレシアを優先するのが妥当よ。だから私は、ルシルにフェイト達を任せる、って言ったのだけどね。
 
「なのは。そこはアルフとルシルに任せなさい。あなたよりずっと長い時間を一緒に過ごしたんだから、あなたよりは適任よ」

「あ・・・うん。アルフさん、ルシリオン君。フェイトちゃんをお願いします」

「「ああ」」

なのはは渋々了承して、ルシル達に返事を聞いてから最後に転送装置(ゲート)へ入り、“時の庭園”へと転送された。
到着直後、私はなのはとユーノとクロノから少し離れて、2つ目の準備を始めた。本来の私に戻るための準備だ。

「契約執行形態、顕現」

私は“界律の守護神テスタメント”の聖衣、外套と仮面と神父服へと変身し、そして純白に輝く葡萄十字、神造兵装・“第三聖典”を武装する。ブリッジでの準備とは、“界律”との精神接続(リンク)を行い、現状を確認することだった。

――能力値を20%まで使用可能、最大魔力をSSSランクに設定。術式最大ランクをXXランクまで設定、魔力炉(システム)の完全正常稼動。“界律の守護神テスタメント”の能力の使用可、第三聖典の使用可。許される能力を以って、世界を滅ぼすに足る青の石を完全に無効化せよ――

契約内容が新たに追加された。“ジュエルシード”による世界消滅の阻止、契約執行方法は独自判断、といったものだった。けれど正直、“テスタメント”の能力が使えるなら魔術師としての能力値や魔力量なんて意味がないわ。あの“力”を扱えるのであれば、私たちに敗北は“絶対殲滅対象(れいがい)”を除いて存在しないもの。

「シャルちゃん、その格好って・・・ルシリオン君と同じやつ、だよね?」

私の格好を見てなのはが聞いてきたから、私は仮面とフードを外して答える。

「ええ、私のもう1つの姿よ。ルシルは漆黒を担い、私は純白を担うの」

その場で一回転して見せる。髪と外套がフワリと浮く。それを見ていたクロノは「お楽しみのところ悪いが、急いでいるんだが・・・」呆れたかのように口を挟んできた。

「判っているわ。さて。アレがプレシアが用意してくれた敵ね」

目の前に現れたのは、甲冑姿の大きな大きな鎧姿の兵隊(おもちゃ)達。なのはが攻撃の準備に入ると、「待つんだ」とクロノが制止する。さらに私がクロノの前に立って、「あなたも待つ
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