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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-30 biue flame of thuth
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えるのは簡単だった。
噴き出していた蒼い炎がより一層強さを増し、燐夜は理性を失った。暴走したのだ。


本能の赴くままに戦い始めようとする燐夜。それを何とかして抑え込もうとするなのは。流石に危険を察知して離れようと燐夜のもとに行こうとするなのはの腕をつかんでゆっくりと後ろに下がっていく。
システムU−Dは、本能だけになった燐夜に危機感を抱いたため、再び襲いかかった。


燐夜とシステムU−Dの戦いは、さらに激しさを増していく。一度二人がぶつかり合うと周囲に衝撃波が同心円状に広がっていく。その衝撃になのはとフェイトは、押し出されそうになるも何とか相殺し続ける。だが、二人は退却しようとは思わなかった。暴走しても燐夜は燐夜なのである。少しでも何かできることがあればと思いつつ、何もできないことに苛立ちを覚えながら燐夜とシステムU−Dの戦いを見る。


そんな二人にはお構いなしに次々とぶつかり合っていく燐夜とシステムU−D。
二人がぶつかり合うたびに海が大きく荒れる。波がだんだん高くなっているような気さえもする。
燐夜が砲撃を放つとジャベリンを作り出し、打ち消すシステムU−D。逆にシステムU−Dが砲撃すると燐夜から絶えず噴き出している蒼い炎がそれを呑みこんでいくように消してしまう。


やはり遠距離は無駄と判断すると、お互いに同じことを考えていたのか、同時に相手に向かって飛んでいく。その速度も尋常ではなく、辛うじて肉眼で捉えられるかといったところだ。
真正面から燐夜は蒼い軌跡を作って、システムU−Dは赤黒い軌跡を作ってぶつかる。今度は離れようとはせずに、至近距離のまま戦う。


燐夜は二刀流の利点をうまく使い、欠点を補うように巧く戦っている。システムU−Dは、自分の手のほかに背中にある翼も使って四本の手を連続して叩き込み続ける。
互いの攻撃がクリーンヒットすることはなかった。それでも、時々攻撃が掠って蒼や赤黒い何かが飛び散っていくように消えていく。翼を使って燐夜を包み込もうとするが、燐夜は声を上げて左手に持っているアレスを大きく横に振ると斬撃が飛んで、その斬撃を翼で抑え込む形になった。システムU−Dはそれを煩わしそうに翼で押し潰すように掻き消した。


もう一度言っておくが、二人がぶつかり合うたびに音の衝撃、空気の衝撃が辺りを襲っているのだ。それだけでなく、無駄と知りつつも遠距離からの砲撃戦も行われるのだ。当然、流れ弾も飛んでくる。
離れているとはいえ、まださほど離れていないなのはとフェイトに襲い掛かるのだ。
頑張って耐え凌いでいたが、とうとう押し返されてしまう。二人揃って近くの岩場に叩きつけられる。悲鳴と共に激突。そのあまりの衝撃でなのはとフェイトは意識を手放した。


      ◯


「なのは、な
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