暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep13白と黒の決戦〜Wish vs. Wish〜
[9/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
と展開されていて、私に向かって一斉に飛来した。ルシルの背後と言う死角からの攻撃だったこともあって・・・
「っ!? きゃぁぁぁぁッ!!」
私はそれを防御も回避することも出来ずに全弾命中させられた。大戦時だったら気付けたと思うし反応も出来たはず。でもこの小さな体と鈍い感知力の所為で無様に受けてしまった。
「や、やってくれたわね・・・よくも。このドスケベ!」
戦闘甲冑がボロボロになってしまい、所々の肌が見えてしまっている。
『ハハ、油断のしすぎだよ、シャル。あとスケベとは酷い言いがかりだ。10歳程度の
少女
(
シャル
)
の体に欲情すると思うのか、この俺が? あははは、ぶっ飛ばすぞ』
「あはは〜、やってごらんなさ〜〜い」
私は片膝をつき、腰に回復効果のある神器・“ゼーゲン”を具現化させて、ダメージの回復をしながら戦闘甲冑の損傷を修復する。
「我が手に携えしは確かなる幻想」
その間にもルシルは掠れた声でかの呪文を口にする。そして私に手の平を向けて、複製術式の術式名を宣告する。
「
凶王の
(
テネブライ
)
――」
「こんのぉぉぉぉっ!!」
私は回復と修復を途中でやめて、片翼を羽ばたかせてルシルへと突撃する。純粋な破壊の力の塊として、ルシルを潰しに掛かるためだけの突進攻撃。羽根の隙間から見えるルシルは私の行動に驚き一瞬動きを止め、攻撃ではなく回避行動をとって上空へと逃げるけど、その先には・・・
「何だと・・・!?」
(決まった。私の勝ちね、ルシル)
私が先に仕掛けておいたトラップ、不可視である風の機雷・
圧縮爆弾
(
トーベン・ヴート
)
。その直撃による爆風によって、ルシルはどこかへと吹き飛ばされていった。
「ふぅ、まぁ戦闘甲冑を着ているのだから、死んではいないでしょ」
ルシルとの戦いは私の勝利という結果で決着した。さてと、なのは達の様子を見に行きましょうか。
†††Sideシャルロッテ⇒フェイト†††
ルシルと、シャルロッテと名乗った子が遠くへと離れていった。シャルロッテという子は、私と出会う前のルシルのパートナーって言ってた。
(パートナー、か。ルシルとどれくらいの間、一緒にいたのかな・・・?)
そう考えると胸のあたりがチクチクとしてきた。初めての感覚に戸惑うけど、ルシルはあの子より私と一緒にいてくれることを選んでくれた。そう思うと、さっきのチクチクがドキドキになった。
(うぅ、にやけちゃうよ)
ダメだ、今は白い子との戦闘が大事だ。私はあの子に向かってフォトンランサーを撃つ。あの子も同じ射撃魔法で私を狙ってきた。
――ディバインシューター――
――フォトンランサー――
「ファイアッ!」
「シューット!」
お互いを撃つ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ