暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep13白と黒の決戦〜Wish vs. Wish〜
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と展開されていて、私に向かって一斉に飛来した。ルシルの背後と言う死角からの攻撃だったこともあって・・・

「っ!? きゃぁぁぁぁッ!!」

私はそれを防御も回避することも出来ずに全弾命中させられた。大戦時だったら気付けたと思うし反応も出来たはず。でもこの小さな体と鈍い感知力の所為で無様に受けてしまった。

「や、やってくれたわね・・・よくも。このドスケベ!」

戦闘甲冑がボロボロになってしまい、所々の肌が見えてしまっている。

『ハハ、油断のしすぎだよ、シャル。あとスケベとは酷い言いがかりだ。10歳程度の少女(シャル)の体に欲情すると思うのか、この俺が? あははは、ぶっ飛ばすぞ』

「あはは〜、やってごらんなさ〜〜い」

私は片膝をつき、腰に回復効果のある神器・“ゼーゲン”を具現化させて、ダメージの回復をしながら戦闘甲冑の損傷を修復する。

「我が手に携えしは確かなる幻想」

その間にもルシルは掠れた声でかの呪文を口にする。そして私に手の平を向けて、複製術式の術式名を宣告する。

凶王の(テネブライ)――」

「こんのぉぉぉぉっ!!」

私は回復と修復を途中でやめて、片翼を羽ばたかせてルシルへと突撃する。純粋な破壊の力の塊として、ルシルを潰しに掛かるためだけの突進攻撃。羽根の隙間から見えるルシルは私の行動に驚き一瞬動きを止め、攻撃ではなく回避行動をとって上空へと逃げるけど、その先には・・・

「何だと・・・!?」

(決まった。私の勝ちね、ルシル)

私が先に仕掛けておいたトラップ、不可視である風の機雷・圧縮爆弾(トーベン・ヴート)。その直撃による爆風によって、ルシルはどこかへと吹き飛ばされていった。

「ふぅ、まぁ戦闘甲冑を着ているのだから、死んではいないでしょ」

ルシルとの戦いは私の勝利という結果で決着した。さてと、なのは達の様子を見に行きましょうか。

†††Sideシャルロッテ⇒フェイト†††

ルシルと、シャルロッテと名乗った子が遠くへと離れていった。シャルロッテという子は、私と出会う前のルシルのパートナーって言ってた。

(パートナー、か。ルシルとどれくらいの間、一緒にいたのかな・・・?)

そう考えると胸のあたりがチクチクとしてきた。初めての感覚に戸惑うけど、ルシルはあの子より私と一緒にいてくれることを選んでくれた。そう思うと、さっきのチクチクがドキドキになった。

(うぅ、にやけちゃうよ)

ダメだ、今は白い子との戦闘が大事だ。私はあの子に向かってフォトンランサーを撃つ。あの子も同じ射撃魔法で私を狙ってきた。

――ディバインシューター――

――フォトンランサー――

「ファイアッ!」

「シューット!」

お互いを撃つ
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