暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep13白と黒の決戦〜Wish vs. Wish〜
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局に与えておくことにした。
『ゼフィはもちろん止めようとしたさ。でもフェイトが大丈夫って言って聞かないんだよ。ゼフィはいつもあたし達のために行動してくれた。フェイトとあたしの盾になるとかってさ、本当に良い奴なんだよ。それなのにあたし達は、プレシアと会わせないためにゼフィをバインドで拘束して動けないようにしてから、あの女のところへ行ったんだ』
アルフからようやく聞けたフェイト組の真実。あはは、ルシルもよく貧乏くじを引くわね。ルシルの女運の悪さは、どこの世界でも健在というわけね。同情するわ。
『そう、ありがとう。・・・で? これからどう動くつもりクロノ?』
私はクロノに今後の行動指針を確認する。
『決まっている。プレシア・テスタロッサを逮捕する。アースラを攻撃した事実だけでも、十分逮捕の理由になるからな。艦長の命令があり次第、僕たちは任務をプレシアの逮捕に変更することになるだろう。それで、君たちはどうする? やっぱり最後まで関わるか?』
聞かれるまでもない。なのははフェイトのために、私はルシルの馬鹿を連れ戻すために。それに私もフェイトのことは気がかりだもの。母親のために頑張る。たとえ拒絶されて、虐待されてもだ。なんて健気。なのにプレシアはそれを認めようとしない。それは許せない。
『うんっ。私はフェイトちゃんを助けたい。アルフさんとゼフィ君の思い、それから私の意思のために。フェイトちゃんの悲しい顔を見ると、私も悲しい。だから、フェイトちゃんを悲しいことから助けたい。それに、友達になりたいって伝えたその返事も、まだ聞いていないから』
『判った、フェイトのことは君に任せる。シャル、君はどうする?』
『愚問ね。同じ魔術師である以上は私がいないと、そちらがまずいでしょう?』
『そうだな、君たちの魔力と技術を使えるのは正直ありがたい。もうしばらく僕たちに力を貸してくれ』
やることも決意も決まった。明日アースラに帰艦する予定になっている。その前にルシル達をどうにかしないと。
アルフから全てを聞いた翌日。私たちは何度も彼らとぶつかった海鳴臨海公園へと来ている。もちろんアルフも来ている。だけど、クロノはアースラで待機となっている。彼には彼の仕事があるからね。
「ここならいいよね・・・。出てきて、フェイトちゃん、ゼフィ君」
なのはが気持ちを込めて2人の名前を口にする。
≪Scythe Form≫
“バルディッシュ”の声と共に現れたフェイトは電灯の上に佇んでいる。剣の蒼翼アンピエル12枚を神々しく広げ、フェイトの横に浮遊しているルシル。しかも今回は“テスタメント”の聖衣じゃなくて、大戦時に着ていた戦闘甲冑――アースガルド同盟軍の軍服姿だった。
「無事で何よりだよ、アルフ」
「・・・
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