暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep12ジュエルシード海上争奪戦〜Final match〜
[6/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ないんだ。絶対にお話だけでも十分に仲良くなれる。そんな確信を得られた。
「ねえ、フェイトちゃん・・・私ね、ずっと思っていたことがあるんだ」
フェイトちゃんやゼフィ君、アルフさんと友達になる。今ならそれを伝えられるチャンスだ。シャルちゃんに抱えられたゼフィ君を見ているフェイトちゃんに「フェイトちゃん」声を掛ける。フェイトちゃんが私を見る。綺麗な赤い瞳。さっき見せてくれた優しい表情はもうなくて、やっぱり悲しそうな気がするんだ。
「私は、フェイトちゃん達と友達になりたいんだ」
「え?」
フェイトちゃんは信じられないことを聞いた、みたいな顔をしている。私は返事を聞くために待っていた。だけど「なに・・・!?」ゴロゴロと雷の音がし始めて、ただでさえさっきまで暗かった空が、さらに暗く・・・ううん、黒くなった。
「きゃあ!」
私たちの周囲に雷が落ちてきた。フェイトちゃんが少し怯えたような顔をして、「お母さん・・・?」って漏らした。どうしてお母さんに怯えるんだろう? そんな疑問が脳裏を過ぎった
「あああああああああああああ!!」
次の瞬間、フェイトちゃんはその雷を受けて、悲鳴を上げた。
「フェイトちゃん!!?」
†††Sideなのは⇒ルシリオン†††
「ん・・・?」
少し気を失っていたか。今の状況を確認すると、俺はシャルに抱えられている状態だった。
「し、シャル・・・」
シャルは勝ち誇るでもなく「私たちの勝ち、みたいね」と、ただ事実を告げた。俺は負けを認めようとしたその時、フェイトを襲う雷撃を見た。
「な・・・!? あれってどういうこと!?」
「フェイト! なんの・・・なんのつもりだ!? プレシアぁぁぁぁーーーーッ!」
俺はあまりの光景に、攻撃した張本人であろうプレシアの名を叫ぶ。俺はシャルの両腕を払い退けて、すぐさま落下しているフェイトの元へ飛び、気を失っている彼女を抱き止める。間髪いれずに「アルフ! ジュエルシードを!」と、アルフに“ジュエルシード”の捕獲を指示する。だが、それをクロノが妨害する。アルフは邪魔をするクロノを弾き飛ばすが、いくつかの“ジュエルシード”を彼に奪われていた。
「くそっ『アルフ、引くぞ。奪われたジュエルシードは後日にでも取り返そう。俺が時間を稼ぐ、先に行け!』」
『くっ、仕方ないね、判ったよ!』
念話でアルフに撤退を指示し、フェイトを一緒に連れて行かせる。クロノが追っていくが、行かせるわけにはいかない。
「ルシル! 話を聞きなさい! 今の雷撃は・・・プレシアって・・・!」
「我が手に携えしは確かなる幻想」
シャルが何か叫んでいるが、今は聞く耳は持たない。
「
貴き落涙
(
ディオサ・ラグリマ
)
!」
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ