暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep12ジュエルシード海上争奪戦〜Final match〜
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って来ていたのは、なのは、ユーノ、クロノ、そして真紅に輝く片翼アインス・ルビーン・フリューゲルを羽ばたかせ、空を翔るシャルの姿だった。間違いない。最悪なことにシャルは飛翔術式を克服してしまったようだ。

『フェイト、アルフ、管理局だ。相手は俺がするから、封印作業は続行してくれ』

念話で管理局の来訪を告げ、気にせずに作業を続けるよう指示する。

(しかし予定外だ。いつの間にシャルは飛翔術式を克服したんだ?)

陸戦限定の騎士だったシャルが、俺の領域の空戦にまで入ってきたとなると、戦術を全て変更しなければならない。頭を悩ませているところに、『判った、気を付けてね』というフェイトの返事だけ。アルフは残り1つの竜巻と格闘している。本当なら全ての竜巻を片付けたかったが、時間が掛かり過ぎた。

『すまないアルフ、任せた』

『あいよ、ルシルもちゃんと仕事しなよ』

『了解だ』

しかしどうしたものか? 現状魔力も接近戦技術もシャルが上で、シャルが苦手な遠距離攻撃はなのはとクロノ。俺の現在の最大魔力はAA+。2人の砲撃を防ぎきる術は複製の力のみ。“エインヘリヤル”を召喚するにはもう魔力が足りない。だが2人にばかり気をとられると、シャルが術の発動を妨害してくる。

「まずい、これは負ける・・・かもな」

負ける要素しか見つけられない俺はひとり呟いた。ただ願わくば、シャルの空戦スキルが大したものではないように。

†††Sideルシリオン⇒なのは†††

私はシャルちゃんを無理やり転送させて、空へと飛び出した。私は変身を終えてシャルちゃんの方を見て「すごい・・・」シャルちゃんの姿に目を奪われた。

「綺麗!」

――真紅の片翼(アインス・ルビーン・フリューゲル)――

シャルちゃんの背中には、片方だけど綺麗な真紅の、天使のような翼が生えていた。シャルちゃんがキッと私を睨みつけて、「なのはぁぁぁっ!? 急に何するの!? 死ぬかと思ったじゃない!」って怒鳴った。あまりの怒鳴り声に少し怯む私だけど、「え、えっと、私が手伝うから大丈夫だと」反論しちゃいます。

「それにシャルちゃん、ちゃんと飛べてるよ!」

「え?・・・本当だ。飛べる、飛べてる! 私飛べ――」

「感動は後だ!」

「・・・判ってるわよ」

シャルちゃんの感動タイムは、クロノ君によって終わらされた。でも、シャルちゃんもそれが判っているようで反論せずに頷いた。

「ジュエルシードの暴走はほとんど停止している。今なら封印できるはずだ。僕となのはとユーノは封印へ。シャルは、ゼフィを足止めする」

「うん、判った。気を付けてね、シャルちゃん」

「なのは、急ごう!」

「うん!」

私とユーノ君は、フェイトちゃんとアルフさ
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