暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep12ジュエルシード海上争奪戦〜Final match〜
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はすごいな」

「その代わり、ゼフィが死ぬことになるけどね」

「・・・なに!? それはどういうことだ!?」

ゼフィが死ぬ発言でクロノが叫び、ブリッジが嫌な空気に包まれる。いつの間にか来ていたなのはとユーノも、それを聞いて青い顔をしている。

「私がゼフィに勝つ方法は1つ、私の最強の魔術で彼を殺すこと」

「だ、ダメだよ! シャルちゃん! ゼフィ君をこ、殺すだなんて!」

「さすがにそれは認められないわ、シャルロッテさん」

なのはとリンディ艦長からお叱りの言葉が飛び出す。もちろん「・・・私だって嫌よ、そんなことしたくない」と言う。ルシルを殺したくない。彼を今後のために味方に引き込みたいのよ。葛藤する私の様子を見て再び静寂に包まれるブリッジ。

「はぁ。まずはあの子たちを止めるのが先決だな。このままじゃ海中のジュエルシードを全て取られる」

クロノがそう言い、転送装置へと向かう。それを見たなのはが「わ、私も行きますっ!」と言いだす。

「危険だぞ。あの竜巻もそうだが、ゼフィは少なくともSSランクに匹敵する魔力の持ち主だ。何をしてくるのか見当がつかない」

クロノは怒鳴るようなことをせず、真剣になのはを見て忠告した。なのはも覚悟を決めているようで、これまた真剣な顔で返答する。

「判ってるよ。でもいつかお互いが持ってるジュエルシードを懸けて戦うことになると思う。だから、今でも後でも同じ結果なら、今行っておきたいの」

クロノは少し考え、「艦長・・・」とリンディ艦長に出撃の許可を申請しようとすると、「無茶だけはしないようにね、クロノ、なのはさん」と即許可を出した。その時のリンディ艦長の表情は上官ではなく母親の顔だった。クロノが決意の首肯。
そして「はい、いってきます。シャル、ユーノ、来てくれ」と言ってきた。さぁ、どうしようかしら。私は飛びたくない。というか飛べないのよね。ここはハッキリ言う方がいいでしょうね。たとえ笑われたとしても。

「ごめん、私・・・飛べないのよ」

「「「え?」」」

なのは達が目を点にしながら私を見る。だから知られたくなかったのに(涙)。ユーノが「えっとつまり、飛行の魔術は覚えていないの?」と聞いてくる。

「飛翔術式は習得しているけど、上手く飛べないというか・・・」

「それなら大丈夫だよ、シャルちゃん。私が手を貸すから」

なのはがそう言いながら私の手を引っ張り、転送装置へと入った。手を引かれ、「ちょっ、まっ――」心の準備もまだだというのに、私は強制的に転送させられた。

†††Sideシャルロッテ⇒ルシリオン†††

来た、管理局だ。予想より少し遅れていたが、その方が都合がいい。ふと視界に入る真紅。あれは「シャル・・・?」の姿を見た。こちらへ向か
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