暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0464話
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渉は早速始まっていた。まずオーブの代表であるウズミの娘のカガリを紹介して主導権を握ろうとするオーブ勢。それを老獪さで受け流す近右衛門と言った所か。
 オーブ勢の希望する輸入品はいわゆる魔法関係の代物だ。具体的に言えば魔法学校で使っている魔法書や初心者用の魔法発動体、あるいはマジックアイテムの類や出来れば魔法使い数人を派遣して欲しいといった内容。
 それに対して麻帆良側で希望しているのは当然より進んだ科学技術を持っているオーブの工業用品等だ。そもそもオーブはSEED世界の中でもコーディネーターを受け入れている為に、コーディネーターと戦っていた連合軍に比べれば科学力・技術力共に高い。……まぁ、さすがに人口の殆どがコーディネーターであるプラントには及ばないだろうが。
 本来であればお互いが自分達の武力や権力といったものを臭わせるような交渉になるのが普通なのだろうが、異世界間交易、そしてその最重要組織であるシャドウミラーのリーダーである俺がいるというのもあってか、それ程生臭くない状態で交渉は続いていく。
 交渉自体もエザリアを通してお互いの妥協点を探ったりしていたのだろう。数時間程度で無事締結される事になるのだった。
 とは言っても、あくまでも今日結ばれたのは初の異世界間交易の第一陣。その為にお互いが無理な要求はせずにオーブ側からは高い科学技術を活かして作られた機械部品の類、それとM1アストレイを1機。麻帆良側からは魔法の教科書と魔法発動体とマジックアイテム各種。そして魔法の指導役となる魔法使いが1人。
 本来であればオーブ側としてはM1アストレイを1機であるとは言っても輸出するのを渋っていたのだが、魔法使いとのトレードという条件で結果的に話が纏まる事になった。……随分とオーブ側に有利な条件ではあるが、1国と1学園都市である事を考えれば妥当な所だろう。
 こうしてお互いに契約書に署名をし、第1回の交易交渉は無事終了したのだった。
 今回の交易が無事に成功すれば2回、3回と交易は進んで行くだろう。その交渉に関してはシャドウミラー側から何人か出す必要もあるだろうが、わざわざ俺が出る必要は無いと思う。
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