魔法先生ネギま!
0464話
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こうの魔法使いにはまず勝てないぞ?」
「アクセル、お前アスランを馬鹿に」
「してる訳じゃない。純粋に生身での実力の話をしている」
カガリの言葉を途中で切ってそう斬り捨てる。それでもまた納得してないようなカガリに、溜息を一つ。
「いいか、良く見ておけ。ついでだ、そっちの交渉団もだ。お前達がこれから交渉する相手がどういう力を持っているのか、その一端を教えてやる」
その言葉にカガリやアスランだけでなく、交渉団の視線も集まっているのを確認してから瞬動を発動。次の瞬間、俺の姿は今まで立っていた場所から10m以上離れた場所に存在していた。
にしても、この短い距離の瞬動を……しかも1回使った程度でSPを10以上も消費するとはな。さすがにコストパフォーマンスが悪い。莫大なSPを保持している俺に取ってはまだ許容範囲内ではあるが、普通の魔法使いだとネギま世界で使ってるように連発するのは難しいだろう。
「え? あ、あれ?」
「……」
「これは……」
カガリが混乱し、アスランが唖然とし、交渉団のリーダーらしき男が絶句する。
その様子を見ながら今度は普通に徒歩で歩きながら口を開く。
「瞬動という一種の高速移動術で、ネギまの世界でも一定以上の強さを持つ者なら一般的な技術だ。分かったか、向こうの世界は確かに科学技術においてはこの世界に大きく劣っているが、こと生身の戦闘に限定をするのならこの世界の者では足下にも及ばん」
稀にラカンのように生身でもMSと互角にやり合えそうな規格外もいるが。
『……』
さすがに瞬間移動の如き移動方法には唖然としたのかオーブ組が沈黙をする。……しまったな、ちょっと脅しすぎたか?
「あー、もちろん今のはその世界の発展方法の違いって訳だ。現にこっちのSEED世界では人型機動兵器であるMSが普通に使われるようになっていたり宇宙にコロニーを幾つも浮かべているが、それは向こうのネギま世界では到底出来ない事だ。だからこそ交易する価値ありとウズミが判断してお前達交渉団を派遣したんだろう?」
「……そうですね。今回の交渉は頑張らないといけません」
交渉団のリーダーが頷き、その他の面々も同様に改めて今回の交渉がどれ程の大事であるのかを理解する。……まぁ、異世界との交易を行う為の交渉なんだからどう考えても一大事業ではあるんだろうが。もしこの交渉が上手く纏まったらオーブの名前は間違い無く未来永劫このSEED世界に残るだろう。麻帆良に関しては、裏の世界の人物である魔法使い達がする交渉だから表向きに名前が残る事はないだろうが。
とにかく気を取り直したオーブの交渉団一行と俺は、エアカーに乗ってゲートへと向かいSEED世界からホワイトスターへ。ホワイトスターから麻帆良へと転移を完了する。
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