暁 〜小説投稿サイト〜
とある英雄の学園生活
第9話 仲間たちのその後 前編
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
見ている。
 俺と遼の対戦成績は1勝315負……
 まぐれで1回勝ったのだがあとは全敗なのだ。
 これでライバルと言われても悲しくなるよ俺。
 遼は今まで俺以外に負けたことがない天才剣士だ。
 だがあの負けがあったからこそ今の自分があると言っていた。
 俺にはわからないが……

 遼は、一緒に学校に通っていたときに俺の召喚に巻き込まれこの世界連れてこられた被害者だ。
 俺はヴァッキンガム宮殿のあやしい部屋に召喚されたが、遼はフランスのル・アーヴルに飛ばされていた。
 俺と遼が再開するのは召喚されて1年後だった。
 再会した遼は見た目はイケメンのままだったが鍛えられた体にワイルドな雰囲気なつていたが内面は変わっていなかった。人あたりがよく、困った人を見過ごせないやさしい男だ。
 俺より身長は高く、顔もよく性格もよく女性にモテる……親友でなければ「死ねリア充」とつばを履くだろう。
 だがそんな言葉は絶対はかない。
 なぜなら俺と遼は親友だからだ。
 遼本人には恥ずかしくて絶対言わないいが遼は平然と俺に

 「綺羅は俺のかけがえのない親友だ」

 と真顔で言う。
 俺が女なら惚れてるな……マジで。
 そのリョウがドイツ帝国の皇帝なるなんてびっくりだ。


 「お会いしたらビックリされると思いますよ」

 「髪がなくなりハゲにでもなってるのか?」

 髪の毛がなく年取った遼を想像してみるが……
 普通にカッコイイんじゃないかな
 
 「ふふ、髪のないリョウ様も見てみたいのですがちがいます」
 
 う〜んなんだろ
 セリアは俺の考えてる姿が可笑しいのだろうか、にこやかに笑っている。
 
 「実は今のキラ様と同じで歳をとっていないのですよ」
 
 「歳をとっていない?不老てことか」
 
 「だと思います。1年に1度はお会いするんですがあの頃のままなんですよ……うらやましいです」
 
 セリアの最後の言葉は聞かなかったことにして
 俺や遼は歳を取らないのか?
 だが俺の場合はあの闇世界にいたから、参考にならんな。
 アルトに会ったら次は遼にでも会いに行くかな。


 「最後にネイなんですが」

 「ネイがどうした、迫害に会ってるとかじゃないだろうな」

 首をふるセリア

 「じゃーなんだ、気になるじゃないか」

 「ネイは今ジパング学園都市の市長権理事長をしています」
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ