暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep10管理局と魔術師〜Coalition〜
[10/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、「どうぞ」と応じる。

「まずは1つ目。君もそうだが、電気や炎熱と風?みたいな変換はどういうことなんだ? あそこまで色々なことが出来るとは正直思えないんだが?」
 
ふ〜む、属性のことを聞いてるみたい。

「あれは属性と言って、個人が生まれながらに持つ特性みたいなもの、かしら。閃光、闇黒、炎熱、氷雪、風嵐(フウラン)、雷撃、土石、無属性の8つがあるのよ。普通は1つから2つね。でも極稀に全てを有する魔術師もいる。私もその1人で、ほとんどの属性を操れる」

「属性、か。じゃあ彼も君のように複数の属性を操れると思っても?」

「いいでしょうね、確信は持てないけど」

私は全ての属性を扱え、ルシルもまた全ての属性を扱える。でもここではルシルも全属性を扱えるなんて言えないわ。断言すれば、私とルシルの関係に気付かれる可能性があるから。どの道、おいおいバレていくだろうから、その都度話せばいいはずだわ。

「じゃあ、2つ目。君たちが使っている武器のことだ。妙な魔力を感じるし、突如現れたり消えたりとしているが?」

これはどうしようかかしら? 神器――特に神造兵装や魔造兵装なんて、神様や魔族が創った物です、なんて言っても信じるわけがない。ならもう1つの説明をするのがいいでしょうね。

「あれは神器と言って、魔術師が魔力と術式を籠めて作った特別な物よ。出たり消えたりするのは、術者が自分の魔力で分解したそれを魔力炉(システム)に取り込んでいるから、いつでも具現化できるというわけ。個人の容量にもよるけど、多くて4つまでは取り込めるの」

「恐ろしいな、魔術師はそんなことまで出来るのか」

クロノが私を見て、こいつコワッ、みたいな目を向けてくる。失礼な。まぁ否定も出来ないけどね。でもね、デバイスも似たり寄ったりだと思うのよね。アレもなかなか不思議な物よ。

「・・・3つ目だ。彼が桜色の砲撃を撃った時、ユーノが何故なのはの魔法を使えるのか?と驚いていたが・・・?」

「あ! それは私も思ったよ!」

「そうだよ! あれはなのはが組んだ魔法だ! 別の人間がそう簡単に扱えるなんて!」

三種三様の驚き。でもあれは砲撃という魔法なんでしょ? 魔術とは違ってプログラム的な魔法だから、知識があれば使えると思うけど、まぁいいか。

「そうね、おそらく固有能力の力じゃないかしら。あ、固有能力というのは、属性と同じように先天性、生まれつきその者が有するものね」

「つまりは稀少技能(レアスキル)のようなものと思ってもいいんだな?」

「あながちそれでも間違いじゃないと思う」

レアスキルに関しては以前ユーノから聞いた時にそう思ったから、それでいいと応えておく。

「君も何か能力があるのか?」

「ん? いいえ、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ