暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep10管理局と魔術師〜Coalition〜
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ィ艦長がこれを断るわけがない。
「・・・シャルロッテさんの言う通りなのは違いありません。クロノひとりではあの黒い子たちには勝てないのも確か。判りました。こちらからも協力をお願いします」
「か、かあさ――艦長!?」
決まった。これで途中退場はなくなった。あと、クロノ。今、リンディ艦長のことを、母さん、って言おうとしなかった? うそでしょ。クロノのような大きな(でもないか)子供が居るような女性には見えない。桃子母さんもリンディ艦長も、この世界の母親って若作りがデフォルトなのかしら・・・。
ま、そんなことは横に置いておいて、「なのは、ユーノ、やったわね」と2人に微笑みかけると、「うんっ!」て笑顔を返してくれた。もう、そんなに嬉しそうな顔をして。私も嬉しくなるわよ。
「ですが、条件が2つあります。3名とも身柄を一時、時空管理局の預かりとすること、そしてこちらの指示を守ること、良くって?」
それくらいなら大したことはないはずだわ。万が一のときは破ってしまえいいもの。現場判断、というものね。
「それでいい? なのは、ユーノ」
「あ、うん。私はそれでいいです」
「僕も」
「決まり。では、これで協定は成立ということで。こちらはそれで構いません、リンディ艦長、クロノ執務官」
リンディ艦長とクロノに、承諾の意思を告げる。クロノは渋々認めた感があるけれど、リンディ艦長は満足そうな表情をしている。
「仕方ない。君の言うとおり彼の強さは異常だ。黒い少女の強さは情報が無くて良く判らないが、彼らとまともに戦えるほどの実力を持っているのは、アースラで僕だけだからね。戦力が上がるならそれに越したことはない。それに見たこともない魔法、なのか? 魔法陣は出なかったし、デバイスらしきものも持ってはいなかった。彼には必要以上に気を付けなければならない」
「ええ、そのことに関してはこちらでも調査しています。ですから、あなた達も気付いたことがあれば教えてください」
まぁ、そうよね。魔法ではなく魔術なんだから解からないのも当然だわ。というか、私も魔術を使ってたんだけど、ひょっとして忘れられてない?
『ねぇ、シャル。この人たちに魔術のことを教えないの?』
ユーノが念話を通して言ってくるけれど、う〜ん、どうしようかしら?
『教えるくらいなら問題はないわよ・・・ね』
以前召喚された世界では、魔術は秘匿するものとされていたけれど、今の私には関係のない話だしね。よし。今後も管理局と関わり合う予感がするし、先にカードを切っておいて良い関係を築いておこうかしら。
「あれは魔法ではなく魔術。この世界に於ける魔法体系みたいなものです」
「「な・・・っ!?」」
うんうん、案の定2人は驚いているわね。
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