暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep10管理局と魔術師〜Coalition〜
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われても気持ちの整理も出来ないでしょうし、今晩ゆっくり3人で話し合って、それから改めてお話ししましょう。ね?」

リンディ艦長がなのはにそんなことを言った。それは明らかになのは達を管理局側へ協力させるために誘導する発言。たとえそれが故意にではなく天然的な発言だったとしても、よ。

(それも仕方ない、のかしらね。相手にはかなり腕の立つ魔導師フェイト、使い魔アルフ、そしてルシルがいる。ここで私たちをこの件から手を引かせれば、戦力となるのはクロノだけになる)

あの3人を1人で相手をするなんて正直辛いに決まっているし、私だって願い下げだわ。だからこそ、向こうに後れを取らないための戦力が欲しい、とリンディは考えたのでしょう。しかし、一般人に協力要請なんてそう簡単に出来るものじゃない。それゆえの先の発言。

(天然だとしたら彼女、かなり怖いわ・・・)

世界の危機なんて話を聞いた後に一晩考える時間、こんなものを用意されたら考える話は1つ、結論もまた1つとなってしまう。なのはとユーノの自発的による協力の申し出。それが狙いなのでしょうね。
人の上に立つならそれくらいは当たり前だと私は思う(私はしたくないけどね)。この誘いに乗るのも悪くはない、というよりそれしかない。なのはは兎も角、私は嫌でも“ジュエルシード”に関わらないといけないし。

「お心遣いはありがたいですが、このまま引き下がるわけにもいきません。ですので、私たちはそちらに協力させてもらいます」

「・・・」

「な!?」

「「え!?」」

リンディ艦長を除く3人が私の発言に驚いている。

「シャル!? 君は何を言って・・・」

クロノの発言を強い視線で無理矢理止めさせる。

「なら聞くけれど、私たちがこの件から引いた後の戦力はどうするのかしら? 今まではなのはとユーノ、そして私で何とかあの3人と渡り合ってきた。それが今からはクロノひとり、でもないかもしれないけれど、それって結構辛いんじゃないの? 今日は実際ゼフィに負けたしね。これからもあんな常軌を逸した彼を相手に、1人で戦いたいっていうなら仕方ないわ」

「なっ! そ、それは・・・しかし・・!」

言いよどむクロノ。ルシル(ゼフィ)の強さを思い出してもまだ迷っているようね。ゼフィとまともに戦い合えるのは、この世界だと私しかいない。実際にクロノはルシルを見た。だから、この私の提案を蹴るなんてしないはず。

「それに、なのはとユーノも納得してないでしょ?」
 
2人に視線を向け、言外に自分の気持ちを告げろと言った。

「わ、私もこのまま終わるのなんて嫌です!」

「僕も最後まで自分の責任を貫きたいです!」

2人はハッキリと自分の気持ちを伝えた。初めから協力させようとしていたリンデ
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