暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep10管理局と魔術師〜Coalition〜
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私は持ってないわ。能力だなんて本当に珍しいと言われていたくらいだし」

大戦時に固有能力を持ってる魔術師って、私が知ってるだけでも10人未満だったもの。

「そうか。ならこれで最後だ。魔術師はあと何人いるんだ? そして、君たち魔術師を管理している組織は残っているのか?」

確かに重要な疑問ね。下手をすれば、他のルシルクラスが敵になるとでも思っているのかも。

「さっきも言ったとおり、魔術はもう滅んでいるの。私の家族も使えないし、知っているのはゼフィだけ。当然組織も存在していないのは確認済み」

生前の家族も、この世界に用意された偽りの家族も魔術を使えなかったのは本当よ。だから魔術を使える私をあそこまで・・・いえ、忘れよう。それに、この世界に初めから魔術なんて存在していないのだし。

「判った、ありがとう。やはり彼の相手は、君に任せることになるだろう」

「ええ、初めからそのつもりだから、気にしないで」

その後、リンディ艦長がアースラスタッフとの顔合わせとして、自己紹介と協力云々の話をしてから、一度お開きとなった。そうそう、エイミィというオペレーターは敵に回すと、危険だと本能が訴えていたことを、此処に追記しとくわ。

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