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気まぐれな吹雪
第一章 平凡な日常
44、ジッリョネロ
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ているから。

「おい要、早くしないと最終便に間に合わ
ねぇぞ」

道に止まっている車から、γが顔を覗かせる。

アリアさんに言われ、空港までγに送ってもらうことにしたのだ。

ま、あの距離は二度と歩きたくないがな。

「おう。それじゃアリアさん、コスモ。さよなら。今度は二人で日本に来いよ」

「ええ」

「うん!」

じゃ、と言うと、オレは車に乗り込んで空港へと向かった。

家に帰ったとき、リビングのソファに恭が鎮座していたことは言うまでもない。

てか待て、なに不法侵入していやがんだよ。
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