暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9クロノ・ハラオウン執務官〜Administrative bureau〜
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左手で銃の形を作り、人差し指から「スティンガーレイ」を4発と発射し、クロノが放った魔力弾の迎撃を行う。ついでにクロノの足元にも魔力弾を撃ち込む威嚇射撃を行った。
†††Sideルシリオン⇒????†††
足元に撃ち込まれた魔力弾が地面を削り、破片を散らす。なんなんだ、こいつは。先ほどのデタラメな魔法、見たことも聞いたこともない。それに、時空管理局を知らないというのもおかしな話だ。そしてもう1人、僕の横に立ち、あの少年を睨む少女。
(あの少年といい、この子といい、2人揃って妙な魔力を使っているな・・・!)
この子の持っている剣からもまた異質な魔力を感じる。いや、今は目の前の少年こそを優先するべきだ。
「フェイト、行くよ! なに、アイツなら必ず帰ってくるさ!」
「・・・うん、アルフ」
フェイトと呼ばれた少女と、アルフと呼ばれた使い魔であろう狼が“ジュエルシード”を奪い去って行った。追撃しようにも少年から放たれてる魔力波がそれを妨害してくる。
「我が手に携えしは確かなる幻想」
あの少年が何かを呟く。何かの呪文か。その呪文に呼応したかのように彼の背後から、海から水柱が4つ、噴水のように立ち上った。それを目の当たりにした僕は「な・・・!?」開いた口が塞がらない。
「最悪。ここまでするわけ?」
隣の少女が諦めたような声を出している。確かに今の状況を見れば、もう諦めるしかない。
「俺もこれにて失礼させてもらおうか。ハイドロカノン、発射!」
4つの水柱から、高水圧の水流が放たれた。
「あ〜、くそ」
愚痴をこぼす。まったく、この少年は一体何なんだ。
・―・―・シャル先生の魔術講座・―・―・
シャル
「今回もようこそ。私の私による生徒のための魔術講座へ。このコーナーの主であるシャルロッテ・フライハイトよ」
なのは
「こんにちはー♪ 前々回ぶりの助手、高町なのはだよ♪」
ユーノ
「生徒のユーノです」
シャル
「ようやく、素顔不明だったゼフィの素顔が見られたわね(私は知ってたけど)」
なのは
「ビックリしたよぉ。女の子だと思ってたら、本当は男の子なんだもん。しかもすっごい可愛いし。女の子の私としては、かなりショックだったよ(涙)」
ユーノ
「いやいやいや、ちょっと待ってよ、なのは! ショックを受けるとこはそこじゃないって! ゼフィって子、なのはやフェイトの魔法を何の苦もなく使ったんだよ!? それに、まっ黒な影のような渦になって・・・あれ、大魔法クラスの威力だよ!」
なのは
「ま、まあまあ落ち着いて、ユーノ君。そこはほら、シャルちゃんが説明してくれるよ。ね? シャルちゃん」
シャル
「まぁね。でも今回はダメ。次回辺り
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