暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9クロノ・ハラオウン執務官〜Administrative bureau〜
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ロノはデバイスを支えにして未だに立っているが、もう戦えないだろう。なのはとユーノは完全に気を失っているようだ。直撃だけは避けたので衝撃波による昏倒だろう。
「君は・・・本当に・・・何なんだ?」
「質問に答える義務はない」
クロノの質問を両断する。とそこに、2つの魔力反応の接近を察知。フェイトとアルフが来てしまったようだ。フェイトが起きるまでに帰るつもりだったが、思った以上に時間が掛かった。
『ルシル! 大丈夫、みたいだね。それはそうと仮面はどうしたの!?』
『フェイトの方こそ、もう大丈夫みたいだな。仮面は・・・攻撃を受けて吹き飛ばされたんだ。まぁ問題ない』
「これ・・・ゼフィがやったのかい?」
アルフが公園の様を見て呟く。至るところに抉れた穴や亀裂がいくつも走った地面。フェイトも今気付いたかのように、この公園の有様を見て驚いている。説明する必要もないと思うから「フェイト、これが今回のジュエルシードだ」と、俺は“ジュエルシード”の暴走防ぐために覆っていた鎖を消し、“ジュエルシード”をフェイトに差し出す。
「あ、うん。バルディッシュ、お願い」
「待て! ジュエルシードは第一級捜索指定のロストロギアだ! それをどうするつもりだ!?」
これは驚いた。この短時間でそこまで回復するか。デバイスの先端を俺に向け、クロノが睨みつけてくる。執務官という大層な肩書きに相応しい実力者というわけか。
「さっきも言ったとおり、質問に答える義務はない」
「ゼフィ、この人は?」
「なぁ、コイツ誰だい?」
「ん? あぁ、時空管理局のクロノ・ハラオウン執務官殿、だそうだ」
「「!!」」
クロノ本人から聞いた素性を伝えると、2人が驚きを見せた。どうやら時空管理局というのはちゃんと実在している組織のようだ。
「くっ、よくもここまでやってくれたわね」
シャルもようやく支えなしで立ち、こちらを睨む。それに“キルシュブリューテ”を構え直している。どうやらまだやる気のようだ。仕方ない。フェイトとアルフを完全に逃がすためにもう一仕事と行こうか。
「フェイト、アルフ、来てもらって早々悪いけど、先に帰っていてくれ、すぐに追いつくから」
「大丈夫、ゼフィ?『本当の本当に大丈夫?』」
「見てもらっている通り、この状況では俺に敗北はない」
「フェイト、ゼフィは大丈夫そうだから行こう『無理だけはするんじゃないよ』」
「・・・うん『待ってるから、早く帰ってきてね』」
『ああ』
フェイトとアルフが“ジュエルシード”を封印し終え去って行った。クロノが「スティンガーレイ!」とデバイスを2人に向け、高速の魔力弾を4発と発射した。
「我が手に携えしは確かなる幻想」
俺は
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