暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9クロノ・ハラオウン執務官〜Administrative bureau〜
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よ!?)
桜色は私の魔力光だし、魔法も私のだし。ゼフィ君っていったい何者なの?
「え!? 何でゼフィがなのはの魔法を使ってるんだ!?」
「さぁ、次行くぞ。フォトンランサー、ファイア!」
今度はフェイトちゃんの魔法だった。ゼフィ君の周囲に9つのスフィアが展開されて、槍のような射撃魔法となって放たれた。それに対してシャルちゃんは「調子に乗るな!」って、“キルシュブリューテ”の刀身に真紅の雷を纏わせた。
――
雷牙神葬刃
(
ブリッツ・エアモルドゥング
)
――
“キルシュブリューテ”を振るうと、ものすごい音とともに放たれた雷の斬撃がゼフィ君に向かってく。
「なのは! あなたも早く手伝いなさい! 殺す気で砲撃を撃ちまくって! いいわね!?」
「えぇぇぇぇ!? そんなの無理だよぉ!?」
殺す気って。私、まだ9歳の子供なのに、殺人なんて大きな罪を犯したくないよ。
「おい! いい加減にしろ! そっちの君もだ! さもないと逮捕す――うげっ?」
あ、シャルちゃんがクロノ君の首の後ろを刀の峰で殴った。もうクロノ君が眼中にないシャルちゃん。ゼフィ君は「あはは」って、シャルちゃんとクロノ君を見て笑いながらも「ディバインシューター!」私の魔法を使って攻撃を続ける。倒れた後、ゼフィ君の攻撃の衝撃で「わぁぁ〜〜〜!?」吹っ飛ぶクロノ君。
「え〜と、こういうのはなんて言うんだっけ・・・? あ、そうそうカオスだ」
「いっっったぁぁ! 何をする!?」
「・・・チッ」
すぐさま立ち上がるクロノ君を見て舌打ちするシャルちゃんはもう立派な悪役です。
――カット カット カット カット カット――
ゼフィ君は2人を見て笑いながらなんか呟いている。
――開幕直後より鮮血乱舞、烏合迎合の果て名優の奮戦は荼毘に伏す――
「ネズミよ回せ! 秒針をサカシマに! 誕生をサカシマに! 世界をサカシマに!」
ルシル君が真っ黒な影のような姿になっちゃった。
「回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ!」
――ナイトルーラー・ザ・ブラッドディーラー――
そして圧倒的な暴力が私たちを襲った。
†††Sideなのは⇒ルシリオン†††
シャルとクロノとかいう少年。あの2人を見ていると、かつての俺とステアを思い出す。懐かしく思い、少し手を抜きそうになる。だが、フェイトとアルフの幸せのために、あの子たちを倒す。
「回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ!」
とある吸血鬼より複製した能力を発動。俺は暴力のカタマリとなってシャル達を襲った。周囲を蹂躙した後、静かに地上に降り立つ。そして立っているのは俺ひとり、じゃないな。シャルは“キルシュブリューテ”を、ク
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