暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9クロノ・ハラオウン執務官〜Administrative bureau〜
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たけど、シャルちゃんの「まあああね」と頷いたのを見て再起動。クロノ君が「君は!」って怒鳴りながら、シャルちゃんのところへ駆け寄っていく。
「君は何をしているんだ!? いきなり現れて攻撃するなんて何を考えている!?」
「ハァ? あなた誰? ていうかうるさいわよ。それに、いきなり現れたのはそちらでしょう? 私はずっと居たのよ」
(うわぁ、今度はシャルちゃんとクロノ君がまずい雰囲気だよ!?)
クロノ君が「うるさいって。まぁいい」と呆れながらも、話を続けようとする。でも「僕は時空管理局執務官クロ――!?」と、最後まで言うことが出来なかった。
「話は後! 今はゼフィをどうにかしないと!」
シャルちゃんがクロノ君の口を手で塞いで、次第に晴れていく煙の方を見る。そこには夕日を背にして、手すりの上に立っている・・・あれ? もしかしてあの子って、温泉で会った、銀色の髪の男の子?
(あれ、あれれ? えっと、ゼフィちゃんって女の子じゃなかったの?)
私は軽くパニックを起こしてる。目の前に居るのは温泉で会った銀髪の男の子だった。でも声が女の子で、体は男の子で・・・。
「ついにバレてしまったか。正直、俺の正体は最後まで隠し通すつもりだったんだけどな」
声が男の子になっちゃった。やっぱり男の子なんだ、そうなんだ。男の子であんなに綺麗って・・・。今この場で考えることじゃないんだけど、女の子としてはちょっぴり複雑です。
「君は一体なんなんだ? 声がさっきとは違うが?」
「そんなことはどうでもいいだろう? 悪いけど、ジュエルシードを持ち帰らないといけないんだ。全員しばらく、気を失っていてもらおうか!」
ゼフィちゃん、じゃなくてゼフィ君が私たちを倒すために構える。臨戦態勢に入ったゼフィ君を見たクロノ君が驚きの表情を浮かべた。
「やめるんだ! 管理外世界での戦闘は禁止されている! 罪状が増えるだけだぞ!」
「ああもう、うるさい! 少し静かにしていなさい黒いの!」
反論すべきゼフィ君を放置して、シャルちゃんがクロノ君に怒鳴ってる。シャルちゃんとクロノ君の相性はあんまり良くないのかもしれない。
「クロイノ、じゃない! ク・ロ・ノ! 僕はクロノ・ハラオウンだ!」
「あ〜はいはい、クロノね。悪いけどあの子との決着だけは邪魔しないでもらうわよ」
「だから! 管理外世界での戦と――ああもう、人の話を聞け!」
「そのまま言い争っていてくれた方が都合がいいんだけどな。我が手に携えしは確かなる幻想。穿て、ディバイン・・・バスター」
言い争っている2人の間に、ゼフィ君からの攻撃が放たれる。ゼフィ君の人差し指から放たれたのは桜色の閃光。
(というか、あれ? うそ!? あれって私の魔法だ
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