暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9クロノ・ハラオウン執務官〜Administrative bureau〜
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。なら魔導師のはずだ、知らないわけがないだろう?」
クロノ君はデバイスを向けながらゼフィちゃんと向かい合う。なんか、まずい雰囲気みたい。えっと、どうしよう。そわそわしてると、今度は後ろの海から大きな音がした。あ、シャルちゃんだ。次々と変わる状況に一瞬忘れてた・・・ごめんね。
「よくもやってくれたわね・・・!」
――
炎牙崩爆刃
(
フェアブレンネン
)
――
「しまっ・・・!」
シャルちゃんは海から飛び上がった後、ゼフィちゃんの背後に着地。そのまま炎を纏わせてた“キルシュブリューテ”を振るって、大きな炎をゼフィちゃんにぶつけて大爆発を起こさせた。今度はゼフィちゃんが爆発によって吹き飛ばされた。
黒煙でよく見えないけど、海に落ちた音がしないから、ゼフィちゃんはあの煙の中にいるのかな。というか死んでいないよね? 大丈夫だよね? すごい爆発だったけど・・・。一応の敵であるゼフィちゃんの命の心配をしてると、足元にカツンと何かが落ちた。
「ん? あれ? これってゼフィちゃんの・・・仮面?」
私の足元にあったのは、所々がひび割れた黒く輝く仮面だった。
†††Sideなのは⇒フェイト†††
「ど、どうして起こしてくれなかったの!?」
私はついアルフを怒鳴ってしまった。
「フェイト・・・。あ、あたしもフェイトを起こそうって言ったんだよ。でもルシルが、フェイトは休ませるって聞かないんだよ」
アルフが悲しそうな顔を浮かべた。そう、だよね。ルシルならきっとそう言うと思う。私は「ごめんね、アルフ。私・・・どうかしてた。ごめんね、ごめんねアルフ」って謝りながら、俯いてるアルフを抱き寄せる。
「ううん、あたしの方こそルシルを止め切れなくてごめんよ」
今回は間違いなく私が悪いのに、アルフも謝ってきてくれた。
「ねぇアルフ、ルシルはどこに行ったの?」
「海鳴臨海公園ってところに行くって言ってたよ」
海鳴臨海公園。ルシルと初めて会った場所だ。結構広い公園だけど、結界が張られていればすぐに判るはず。
「うん、判った。バルディッシュ、調子はどう?」
≪Recovery complete≫
“バルディッシュ”も昨日のダメージを完全に回復させていた。それなら大丈夫。“バルディッシュ”をそっと撫でて、「頑張ったね、ありがとう」って労いの言葉を掛ける。
「それじゃ、ルシルのところへ行くよ、アルフ!」
「あいよ!」
そうして私とアルフは、ルシルの居る海鳴臨海公園へと向かうことにした。どうか何事もなく無事でいて、ルシル。
†††Sideフェイト⇒なのは†††
シャルちゃんが魔法でゼフィちゃんを吹っ飛ばしたのを見て、クロノ君が目を点にして口をあんぐり開けて茫然として
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