暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep7それぞれの悩み〜Worries and decision〜
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・」
「例えそうでも・・・聞いてみないことには判らないじゃない!」
アリサは結構粘るわね。なのは、あなたはこれほど慕われているのよ。本当に羨ましい。私もこんな人生を歩み、親友をつくり、共に生きてみたかったわ。
「悩みを共有できていると思えている間は、それでいいかもしれないわね。けどねアリサ。解決できなかったら、相談したアリサとすずかを苦しめるって思うあの子の優しさもちゃんと理解してあげてほしいの」
「だって、そんなの・・・そんなのって悔しいじゃないの! 何もしてあげられないなんて。あの子の親友なのに。何も出来ないなんて悔しいじゃない!」
「・・・アリサちゃん」
アリサが涙を流している。自分の非力さに、なのはの優しさに。
「アリサ、すずか。いつか、なのはからきっと話してくれる日が来ると思う。そのときはちゃんといつも通りに迎えてあげて。それが親友でしょ?」
「・・・当然よ!」
もうこの件は大丈夫だと思うわ。アリサもすずかもさっきまでの沈んだ顔ではなく、とても良い顔をしているのだから。
†††Sideシャルロッテ⇒なのは†††
全ての授業が終わって、ようやく放課後になった。でも気が重い。やっぱりアリサちゃんに怒鳴られたことが効いてる。何度も溜息を吐きながら帰り支度をしていると、「なのは!」って私の名前をこれでもかっていうくらいに大声で呼ぶ誰か。
「っ!?」
び、びっくりしたぁ。私の名前を叫んだのはアリサちゃんだった。教室のドアの所から、仁王立ちして腕を組んだアリサちゃんが私を見ていた。その迫力に近くの男の子たちが目を丸くして茫然としてる。
「あんたが抱え込んでる悩み、いつかちゃんと話してよね! あたしたち待ってるから!」
「うん。なのはちゃん。私もいつか話をしてもらうまで待ってるから。あ、あと今日はお稽古があるから先に帰るね。またね、なのはちゃん!」
そう言って、アリサちゃんとすずかちゃんは教室を後にした。遅れてアリサちゃんの優しさが伝わってきて、ちょっと泣きそうになっていると・・・
「仲直りできて良かったわね、なのは♪」
私の机の隣に立って、笑顔を向けてくれるシャルちゃん。そっか、シャルちゃんがアリサちゃんとすずかちゃんに何か言ってくれたんだ。
「・・・あ、うん! うん! ありがとう! ありがとうシャルちゃん!」
私はシャルちゃんに抱きついて、やっぱりちょっと泣いてしまいました。
そして放課後。学校が終わったら私とシャルちゃんは1度家に帰って、ユーノ君を連れて街を探索。日課となってる“ジュエルシード”の手がかりを探すためだ。
それに加えて、新しい目的が出来た。ルシルとフェイトと会って話す。その近道が“ジュエルシード”。フェイトちゃん達も
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