暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep7それぞれの悩み〜Worries and decision〜
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らないと・・・。
「ごめんねアリサちゃん」
「ごめん、じゃない! あたし達と話してんのがそんなに退屈なら、いくらでもボケーっとしてなさいよ! 行くわよ、すずか」
「あ、アリサちゃん!? ちょっと待って、アリサちゃんっ」
アリサちゃんは怒って教室を出て行ってしまった。いつも仲良しだった私たちが急にケンカしたみたいになってるからか、教室の中が静まり返っちゃった。みんなにもごめんなさい。そんな気持ちでいっぱいになっちゃう。
「・・・なのはちゃん」
すずかちゃんが心配してくれている。ううん、違うんだよ、すずかちゃん。これは「いいよ、すずかちゃん。今のは私が悪かったから・・・」そうだ、私が悪かったんだ。
「そんなことないと思うけど・・・。とりあえずアリサちゃんも言い過ぎだよ。少し話してくるね」
「うん、ごめんね」
そうしてすずかちゃんもアリサちゃんを追って、教室から出て行った。
「・・・怒らせちゃったなぁ。ごめんね、アリサちゃん」
†††Sideなのは⇒シャルロッテ†††
呼び出された職員室(校舎内で蹴ったサッカーボールを、先生の頭にぶつけた所為)から教室へと戻る最中、アリサとすずかが階段の踊り場で何か言い争っているのを発見した。なのはという単語が聞こえたから、気付かれないように聞いてみることにしたのだけど・・・。
(・・・なるほどね。なのはが悩みの所為で上の空。アリサがそれに怒ったみたいね)
2人の会話の内容は全部なのはについての事だった。悩んでいるみたいなのに、どうして頼ってくれないのか、と。親友なら頼ってほしいんだってことは理解できるのだけど。さて、どうしようかしら。なんて、考えるまでもなく決まっているわ。ここはひとつフォローを入れておくのが友達、よね。
「今からそんなに怒っていると、将来後悔することになるわよ。アリサ」
「シャル!? もしかして、聞いてたの・・・!?」
「ええ、悪いと思っていたけど、なのはのことだから」
「あんた、何か知っているんじゃないの?」
最近のなのはの様子が変なことについて、私が何か知っていると感付いたアリサが迫ってくる。
「もし私が知っていたら、どうすつもり?」
「決まってるじゃない! 聞かせてもらうわよ! そしてなのはの相談に乗って、一緒に悩んで解決するのよ!」
(一緒に悩んで、ね)
なのはの悩みが世間一般にあるような悩みならそれでいいだろうけど、その原因が魔法という非現実なことであればそう簡単にはいかない。
「あなた達は私以上に付き合いがある親友なんでしょ? ならあの子の性格は知っているわよね。何故、相談しないのか。それはあなた達を苦しめないため、巻き込まないため」
「そ、それは・・
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