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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第六三幕 「覆水は盆に返らずとも」
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れないユウ。勝敗は決しているも同然である。
簪の顔は至って真面目であり、悪戯心は微塵も感じられない。つまり、ユウが何故照れているのか、というか照れているという事実にも気づいていない。・・・そう言えば彼女は男性の免疫がないと聞いたことがある。つまり、ユウを男として見ていない、のかもしれない。

――鈍簪(ドンカンざし)、そんな単語が脳裏をよぎったシャルであった。

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