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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第六二幕 「代償と結果の黄金比」
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・PIL・・・ピリナッツ?何かデザインからしておつまみ系のものに見えるけど・・・」
「ああ、これは帰りに免税店で買った織斑先生へのみやゲッフンゲフン!」
・・・この人は今までマジで海外にいたんじゃないかと本気で疑る二人であった。
もしもユウが万全の集中力でジョウを観察したら、その顔がどこか疲れているように感じたであろう。
= =
フィリピン半導体工場調査結果報告
調査の結果この工場は地元マフィアが実質的に経営しており、国内で生産した覚せい剤を密輸して利益を得るための隠れ蓑であることが判明した。この件は極秘裏にフィリピン政府へ報告して後始末を図るのが妥当と思われる。なお、このマフィアに他のコネクションは少なく国内で完結していた。
地下に存在したスペースは、尋問の結果誰も知らなかったことが判明。工場を建設した時点では確かに存在しなかったようだが、詳細は不明。引き続き調査を進める。
地下施設及びIS用と思しき訓練スペースについて
突入班は調査中に発見した隠し通路を調べた結果、工場地下に存在する空間を発見。
同時にISと思しき兵器3機に襲撃を受けるも撃破。死傷者なし。
敵性体3機は突入班の映像からその外見は確認できたが詳細なスペックは不明。有人機かどうかも確認できなかった。恐らく侵入者撃退の任を持っていたと思われる。
行動不能になると同時に機体そのものが崩壊。特殊な機密保持措置と思われるが具体的にどのような技術が使われたかは不明。回収できたのは戦闘中に破損した敵性体の武器の残骸のみ。
地下に存在した機材の使用方法は不明。引き続き調査を続行するが、構造からして量子変換に関係する装置と思われる。
また、その機材の他にもハッチが存在し、その奥は広大な空間が存在した。構造や建築思想がIS訓練用スペースと酷似していたことから、同様の使用方法と考えられる。光学兵器の試射をした痕跡も発見された。
「・・・今までそれなりに長い事暗部にいたけど、これだけ謎の多い一件は初めてね」
眉間にしわを寄せる楯無。これでは何も分かっていないのと同じようなものだ。仕掛け人、目的、いつからそこにいたのか、背後関係その他の情報が一切なし。その上倒したら砂になってしまったIS“のようなモノ”・・・まるで本物の幽霊がイタズラしたのではないかとさえ思えてくる。一応現地で発見した装置も含めて調査は続けるとして―――
「ISのようだけどISと断定できなかった・・・ねぇ。未確認敵性体・・・は名前が長いわねぇ。かといってアンノウンじゃ捻りが無いし・・・フィリピンの伝承にならってドゥエンデとでも呼ぶかしら?」
軽口を叩いてはみたものの、この一件が犠牲者なしで終わったのが奇跡に近いほどに危険なものだった事
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