暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第25話 精霊達の集い?私は呼んでません
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ているのではない。我と繋がる事により、我らのやり取りを一時的に、単なる者の言葉で認識しているのだ」

 私は血がにじむ自分の体と、身体に撒きつく棘付きの蔓を見ました。

(木の精霊を中継した、有線テレパスみたいな物でしょうか?)

 私がパッと思いついた事を、木の精霊は肯定しました。父上達を見ると、未だガタガタ震えています。(本当に聞こえていない見たいです)

「父上。精霊達は、私達に害意を持っていません。安心してください。……それから」

「(重なりし者よ。“ゼロの使い魔”と“大いなる意思”について話したい)」

 私は木の精霊から伝わって来た意思に、父上に向けていた視線を木の精霊に戻しました。見ると精霊たちの意識は、私に集中している様です。

「少しの間だけ、私に任せてください」

 父上は先程まで一緒に震えていた私の変化に、何かを感じ取った様です。一瞬で落ち着きを取り戻すと、大きく頷いてくれました。そして未だに震えているエディとイネスを、落ち着かせようと動き出しました。

「(重なりし者の記憶と知識は見た。だが、我々は重なりし者の意志を聞きたい)」

 5柱の精霊の統一された意思が、声となって私の中に流れ込んで来ました。

(私の目的は、大いなる意思の言葉である「この滅びゆく世界に、運命を変える一つの因子たれ」を、実行する事です。私は世界にとって、良い因子になりたいと思っています。しかし私は、英雄である必要はありません。そんな物は、サイトやルイズに任せておけば良いんです。私は2人の足を引っ張る者を排除する事で、私は良き因子となれると考えています)

 私は嘘偽りない本心を、精霊の晒しました。私の中のありったけの意志を込めて……。

「(ならば我等は、精霊としての矜持が許す限り、重なりし者に協力する事をここに誓おう)」

 予想以上に精霊達が協力的な事に、私は疑問を感じました。しかしその答えは、すぐに帰ってきました。

「(大隆起は我々にとっても、歓迎出来る事ではない。またあの戦いの再現は、絶対にあってはならない)」

(あの戦い?)

「(風の精霊を消滅させてた戦いだ。今の風の精霊は、その後で再生した存在だ)」

(精霊を消滅させた?)

「(そうだ。重なりし者よ。あの戦いは風の精霊を消滅させただけでなく、東の地を不毛な砂漠へと変えた)」

(不毛な砂漠? ……サハラの事でしょうか? ……精霊よ。その話を、もっと詳しく教えてくれませんか?)

「(残念だが、我々にも詳しい事は分からない。分かっているのは、その地で戦いが起こり、その地に存在した全ての精霊が、風の精霊ごと消滅した事だ。そして精霊の消滅と共に、肥沃な土地は砂漠へと変貌した)」

 この情報は、原作にもまだ
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