魔法先生ネギま!
0463話
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ストレートティーにサンドイッチの盛り合わせ。神楽坂達はケーキの類をかなりの数頼んでおり、ディアッカの頬を引き攣らせていた。
「で、アクセルが新しく行った世界って魔法が実在する世界だとかカガリが言ってたけど本当なのか?」
運ばれてきたエスプレッソへと口を付けながら尋ねてくるディアッカに頷き、ネギとフェイトへと視線を向ける。
「この中だとこの2人が魔法使いだな」
「はぁ? どっちも餓鬼じゃねぇか」
「……君よりは強いけどね」
ボソリ、と呟かれたフェイトの言葉は幸い聞こえなかったらしくディアッカの言葉は続く。
「ちなみに、アクセルは魔法を使えるようになったのか?」
「それは当然でしょ。なんてったって大魔王だもの」
「……神楽坂、その呼び名はこっちだと広まってないんだが」
「大魔王って……お前、何をやってればそんな風に言われるんだよ」
「襲ってきた悪魔を吸収してそれっぽい容姿になったから……か?」
チーズと野菜のサンドイッチを口に運びながら首を傾げる。
そう言えば、何で大魔王と呼ばれるようになったんだったか。
「ナギ・スプリングフィールド杯でそう言われるようになったのは確かに容姿の問題もあるけど、敵に容赦しない実力とか圧倒的な実力とかそういうのでしょ」
「容姿、ねぇ。普通にいつものアクセルにしか見えないけど?」
「今はわざとそうしているからな。魔法のおかげで姿形を何段階かに変えられるようになったし」
幼児、15程度、元々の年齢である21歳、異形化の4段階の変身だな。……まぁ、基本的な能力はどの状態でも変わらないんだが。変わるとすれば背の大きさによるリーチと、異形化の状態でのみ使える竜尾や角での攻撃程度か?
「魔法のせいじゃないと思うんだけど」
「……そうだね。魔法で誰でもあんな風に変身出来ると思われるのは凄い誤解だよ。アレはアクセル・アルマー、だからこそなんだと認識して欲しいね」
コーヒーの香りを楽しんでいたフェイトがそう言うが……
「いや、確かにああいう風な変身は無理でも年齢詐称薬を使えば誰でもある程度は姿を変えられるだろ?」
「何だ、そのいかにも犯罪っぽい名前の奴は」
年齢詐称薬、という名称に呆れた様子でディアッカが尋ねてくる。
「そういうマジックアイテムがあるんだよ。一応言っておくが犯罪じゃないぞ。普通に外見を変えられるという代物だ」
「いや、それって十分犯罪に使えそうだと思うんだが……まぁ、いい。それよりも論より証拠って言うし魔法を見せてくれないか?」
「あー……ネギ」
「え? 僕?」
「いや、フェイトでもいいんだがコーヒーを楽しんでいるのを邪魔するのも悪いしな」
「別にいいけど……でも、この世界で魔法は使わない方がいいって言ってなかっ
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